黄金の水/蔦谷たつや
 
黄金の水を  とくとくとく
あわの神秘に どきどきどき

ごくごくごく

ごくごくごく

毎日僕は
繰りかえす

熱くなまった
僕の身体は
どうして君が
欲しくなるのか

鈍くのびた
僕の頭脳(あたま)は
どうしてこれ程
悲しくなるのか

だから僕は  とくとくとく
あわに涙して どきどきどき

ごくごくごく

ごくごくごく

まどろみとともに夜が深む・・・

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