ふたり/蒼穹
ただの憧れだけだったなら どんなに楽だろう
数歩先を歩く後ろ姿 顔なんか見えなくたって
笑っているのがわかる 距離
目分量で注いだ優しさ 芽吹く日が来るのはわかっていた
君の心と 僕の心を 線で結んで 円を描いて 途切れないで
嗚呼 今日も ウソが嫌いな君の前で 自分の気持ちにウソをつく
あっと言わせるよりも ほっとさせてあげる
強がるのはやめにして もたれかかって
このままでいいなんて思ってない だけど
白馬の王子様だったなら 君を救えるのに
いつも助けられてばかりだって 悔しさが胸を打つけど
それと同時に 幸せだから
深呼吸で稼いだ迷いが ゆっくりと
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