朝日(毎日が殺される前に)/
蔦谷たつや
来る日も来る日も
こうやって
涙さえでるのを忘れて
来る日も来る日も
こうやって
焦燥を抱(だ)く他仕方ない
去る日を何時も
忘れてしまって
うつくし日々は嗚呼何処
斜光が内外(うちそと)
わけへだて
涙さえでるのを忘れて
うつくし日々は嗚呼何処
そうして朝日は過ぎるのです・・・
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