?・?/海月
 
?

耳障りな都会の雑踏に身を置く
誰かに救われたいと思いつつ
自分を傷付ける

深夜の静寂(しじま)の公園
月明かりに照らされて
悲しいシルエットが其処に映し出されている
今日も一日ご苦労様

声を掛けた
本当は自分を慰める一言だった

痛みを帯びた手首
鮮やかな想いだけが滴る
緩やかなに流れては暖かい

瞳(め)を閉じては思い浮かぶ横顔
他人とは違うから一目で分かる
だけど、明日からは他人に戻る

優しさの凶器を振り回して
後悔に悩む日々を積み重ねて
積み木みたいに崩れそうで
これ以上は維持出来そうにな
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