眩しい光りのなかで微笑めればいい/山崎 風雅
慌しい時代に過ぎ去る季節の中で
僕達は様々なものを見
僕達は様々な経験をする
今日も明日も
乱れる心と降り落ちる絶望
引きずりながら前に進む
振り向くとそこに歩んできた道がある
この星に生まれてきた理由
青白き顔で澄んだ夜空を仰ぎ見て
まだ残されている希望の手帳に刻みこんでいく
限りなく続く選択肢の迷路
一人きりで明日へ漕ぎ出す
月日は時に残酷に僕達を試す
与えられた試練をこなしていく
自分を超えたところに咲く花は
芳しき香りで僕達を包む
夜明け前には絶対闇がある
そのステージにひるむことなかれ
絆を信じて飛び立とうじゃないか
朝日が頬を照らすから
眩しい光りのなかで微笑めればいい
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