正夢、その続き/テルテル坊主
 
夢の中のぼくたちは二人で歩いてるんだ
でも途中で道が裂けてしまって
僕と君は離れ離れになってしまう

君は僕の事を振り向きもせずに前に進んでしまう
必死で声を張り上げた時
そこで夢が覚める

夢から覚めた僕は
涙を流していた

そんなある夏の日だった

その数か月後
それが正夢になったんだ

僕だけが君を思い続けたんだ
君は前を見続けていたのに

でも今は僕も
前を見続けている

あの夢の続きは
僕も前に進んでいたんだ
そうなんだ

だからきっと

あの夢はまだ続いているんだ
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