リアル/優羽
 
はっととび起きた
息が荒く少し苦しい
怖い夢をみた、気がする
全く覚えていないのだけど
嫌な感じだけが残っている

もう一度眠りにつこうとするが
また怖い夢だったら、と考えると
なかなか寝付けなかった
「はぁ…」と溜息をひとつついて
正夢にならないことを祈りながら
渋々私は布団からでた
戻る   Point(1)