想像世界でさえ/RAVE
 
愛し人を真白の紙に立たせようとすると

僕の脳は一斉に窓を閉め始める


どんな世界に連れだしても
独占は止められず
清き風は吹かず


広大な海原は
狭く細長い橋になる


僕は怖くなってしまう
偽りのペンを持つだけで精一杯
戻る   Point(4)