接吻/海月
 
僕と君の距離

詰め寄る

静寂

鼓動

唇が触れ合う

その一瞬











最後の接吻

官能的な物はなく

約束の指きり

解けてしまいそうな僕らの繋がり

時間の反動に負けてしまいそう

少しだけ離れては力を込める

一時でも長く繫がりたいから

呼吸は自然と忘れた

息苦しさはなかった










世界は僕らを優しく引き離した

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