あだむといぶ/山中 烏流
ぼくらのせかいが
うまれた そのとき
きみがそこにいて
わらってくれてたら
いい
ちかくをつきぬけて
まんとるがちひょうをおおっても
てをつないでて
それだけでいきてける
いきてられるから
でも
かみさまのごきげんが
ななめのときは
いっしょにねむってほしい
ただ
きげんがなおるまで
そばにいてほしい
そして
おきぬけに
りんごをたべよう
きみとなら
なにも こわくない
きみとなら
なにも おそれない
そして
おきぬけに
りんごをたべよう
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