ガガ詩#03/中村トクシ
 
処方薬羅刹の朝
          例の液

盛る 捻る
春を知り 恩に着る 作用

 てふてふ は てふろん
 はがして はがゆくてのおもい
              の
麦酒色した朝        で
使えない
 ぼかぁ 使えないので   あ
              り
揮発性の体臭に       ま
無声       ま    す

例の液で あえギたらええ
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