月みて笑う/猫のひたい撫でるたま子
 

世界で一人ぼっちの私は世界に噛みつく

ちっぽけな愛の中をほじくり返してみれば
綺麗な真実が一つだけ見つかる

しかし綺麗な真実も、幼い記憶も、言の葉一枚に過ぎない

勘違いを恐れない

分からない奴は死んでしまえ

特有の個性なんていう蜂蜜を舐めた、
それは甘く、コーラのように心の骨を溶かす

溶けてる自分を鏡で見てみて

あなたは美しい?

世界に唾を吐く

世界は美しいから

愛していると世界に叫ぶ


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