旅/海月
 
電車の音が響く部屋の中
窓の下では人々が何処かに向かい歩く
出発か到着か解らない
または旅の途中かも知れない

夕焼けの寂しさを感じるのは
今日と云う日が満足に終えられなかったから
子供の頃は日曜日の夕暮れは悲しみと期待に溢れていた
明日になれば孤独に成らずにすむ

優しい言葉をいくつ並べても
何も変わらない場合もある
だけど
並べてなかったら
何か悪い方になる場合もある

二人三脚で相手がいない僕に君は声をかけてくれた
それから一緒に歩む事を決めた
どんな困難や絶望が目の前に立つ塞がったとしても
二人ならば分かち合える

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