ジョニーとの別れ/しゃしゃり
 
おれの話を
きいてくれてありがとう。
むかしジョニーってゆう友達がいたんだ。


ジョニーと最後に会ったのは
春の風が吹き荒れる
夕暮れのことだった。
おれたちはいつでも土壇場だったのに、
思いつめたことなんかいちどもなかった。
だけど、
その日だけ、
ジョニーは思いつめた目をしてた。

こころの扉なんて
気取った言い方をすれば
その扉の閉て付けがわるいんだ。
風が吹くたび
ヒューヒューと吹き込んでくる。
それをさびしさとは言わない。
なぜなら、
その反対なんてないから。
あたりまえのことだから。
おれたちはいつもさびしかった。
とてつもなくさびしい
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