グルーブは可能か/んなこたーない
 

ぼくは未だにこのアルバムをカーティスのアルバムのなかの最高傑作だと思うし、
1曲目「Billy Jack」がカーティスの曲のなかでも一番に好きな曲なのである。

リズムの良いところは、何といっても時代の空気が感じられるというところだ。
スネアの音質だけでその曲が何年代のものか当てられる、とまでは言い切らないが、
それに近いことは出来ると思う。
ジャズの4ビートからロックの8ビート、ソウルの16ビート、とりあえずドラムンベースの32まで来た。
細野晴臣が、32以上はどうやってもリズムの体をなさずに音の羅列にしかならないと言っていたが、
本当なのだろうか。
民族音楽の類になるとも
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