ひとつ(同化)/
山中 烏流
ぼくたち ひと だから
ひとつ じゃ
たりなくて
きもち だけじゃ
たりなくて
ことば を
つくったんだ
きもち と ことば
ふたつで はじめて
つたえられる
そんな きが するの
どうしようも なく
そこはかと なく
ふたつ で ひとつ
ふたつ で やっと
それは まるで
ひとの ような。
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