開花/
海月
間は態度を変えた
君がいた時は短い時も君がいなければ長く
残された者は秒針の音を数える
桜の花弁は時が経てば全て散ってしまう
当たり前の事
だけど
それが怖い
幾度も桜の花は咲かすけど同じ物はなく
哀しくもやわらかい風に乗り逝ってしまう
人は何れ花弁の様に散り逝く者でしょう
先に散る君に私は何も出来ず
想像でしか解らない感情を味わい
涙を流して「時が来たら(来るべき時に)」自然に忘れるのを待っている
今年も又、桜の蕾が咲き始めている
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