灰色のまち/
八月のさかな
みどりいろのなかで迎える早朝は
あんなにもわたしを浄化してくれるのに
錆びたビルやコンクリートに囲まれていると
自分がとても汚れているのだと思い知らされる
だけど全て全てひとが作り出したものだから
ねずみが走り回る明け方のまちは
あまりにもあたしたちに似合いすぎている
ような気がしました
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