人類火星進出計画/仲本いすら
 
を続けていこう


(燃えそこねた炭素の塊は)

(僕が火曜日に捨てておいてあげる)


冥王星まで着くころにはきっと
僕ら新しい人類(かたち)になって
きらきら輝く

地球(ほし)、育てんだ。



* * *


だけどやっぱり
僕だって三分の一になってしまって
僕らにはなんの違いもないこと
再確認したあとに

超光速の
宇宙船(あい)に乗せて

きらり、
愛(ほし)、育てんだ。





そして星が全て
落ちてしまったときは

一番輝いてる君が
そらに浮かぶのを


待ち望んでいる。



*** * **



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