仰ぎ見るは孤独色した半月/
彌月
痛いの… そう言いながら僕は赤い線を付ける
寂しいの… そう言いながら僕は 画面の向こうを嘲笑う
お前の囁きに一喜一憂するのは真っ平だよ?
そう言いながら今夜もお前の囁きを探す僕は
ただの愚か者
静かな月が
泪で煙る
震える肩が
寂しいと
泣く
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