私達の馴れ初め/愛心
 
きっかけはくだらないことだった。
私が楽しみにしていた
高級バニラアイスクリームを食べてしまったのだ。

私「何であのアイス食べたん?!」
彼「えっ?うまそうやったし」
私「そんなんが答えになると思っとん?!」
彼「ええやん。また買う(こ)てくれば」
私「あれ期間限定やねんで!もう売ってへんねん!」
彼「ギャーギャー騒ぐなや。うっさいわ」
私「うっさいとはなんやねん」
彼「あ゛ーっ、もう知らんっ」

バンッッッ


私は彼の住む、小さな部屋に独り残った。
一気にしーんとする。
急に寒気を感じた私は、紺色のコタツのスイッチを入れると
その中にもぐりこ
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