忘却/
流希-Яuki-
稀に見る空
俯き思考な私も見上げる時がある
雨が降る前の雲
空が現実を濡らす
隣を通る人は無関心
私にも空にも…
隠れた景色に私は浮かばない
いつも私は独りを詠う
「忘れられたくない」
そんな気持ちを言葉にして
私は詠う
空と同じ
私は忘却と共に進む
それでも私は此処に居たという証を
詩にして詠い続ける
戻る
編
削
Point
(1)