軋/海月
 
軋むベットの脚は壊れそう
二人は一つになる為の過程を犯した
一つになれたのは本当に一瞬しかない
心を通じ合えた

甘い時間を過ごす事で辛い今日を忘れる
忘れるというよりは忘れたい
日々、私は衰退していく
だから、今日の私を取り留めて欲しい

どんなに生命力が有ろうとも何れは止まってしまう
毎日何かが変化している
ただ、気づかない様にしている
「明日は我が身」が迎えるかもしれない
だからこそ受け入れない様にした

君の煙草の煙が夜景に靄をかけ
未来は濁り明日さえも定かではない

後ろ振り返れば漆黒の闇
前を見つめれば残酷の光
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