旅先にて駱駝の口を臭う。/もののあはれ
人の様な体躯のオカマちゃんに迫られ逃げた。
そしたら全力で追っかけて来て捕まった。
僕の落としたタオルを笑顔で渡してくれた。
心は許したがやっぱり身体は許さなかった。
イタリアに行った。
三週間行った。
ローマ法王が暮らすバチカンでは。
ワインの飲みすぎで立ちションしてたら警官に囲まれた。
ドベバーニョ(トイレはどこですか?)と連呼したら許してくれた。
もう用は足した後だったのだが。(ほんとにごめんなさい。)
ケニアに行った。
一週間行った。
首都ナイロビのスーパーで買い物したらスキミングされた。
マサイマラで会ったマサイ族のジャンプ力は僕と五分だった。
BBQレストランで駱駝の肉を食べたら硬かったが味は良かった。
エジプトの駱駝のツバみたいに臭くはなかった。
旅先で一番印象的だった出来事を思い出してみた。
旅行中は結構チクショーと思う事もあるけれど。
珍道中ほど帰ってくると楽しかったなあと思い出す。
旅ってやっぱり素敵だなと思う。
でも駱駝の口はとても臭いです。
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