(516―1)野施行三十一(みそひと)文字/水恋鳥魚夫
 
(番外編25−1)私は老いぼれたと上條恒彦さんは嘆いたことがあった
         それでも気概で生きてほしい
         智恵子抄の旅立ちの歌 銀河の向こうに飛んでいけ
         
(本編)
    
? 智恵子はその疑問にきっぱりと答えた。
〃貴方の見ているのは私の経験とかろうじて残された今の私の命の未来なのです、
少しもおかしくありませんよ〃

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