「クレクレ星人が師走に想うこと」/ジム・プリマス
 
 財務省と結託している緊縮財政派の御用新聞が、今度は日銀の保有国債に含み損が生じたと騒いでいる。日銀が債務超過になって破綻するとでも言いたいのだろうが、ここまでくるとザイセイハタンガー的オオカミ少年だ。
 なんとしても財務省を中心とする、緊縮財政派としては、新規国債の発行は拒否し、緊縮財政路線を堅持したいのだろうが、その主張がいかに、天動説的な、迷信と事実誤認に満ちたものであるか、ということが、少しずつバレ始めたような気がする。
 それに対して積極財政派が掲げる、現代貨幣理論(貨幣の信用創造など)は地動説的で、科学と現実の経済に基づいたものである、という事実が、静かに、重きをもって、浸透し始め
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