トリビュートペポパンプ氏 我が良き友よ/梅昆布茶
 
ペポパンプ氏の投稿は12年11月29日で途切れているが僕が仄聞で女流詩人の一人から耳にしたのは僕の尊敬する詩人が追悼の辞を述べていたことがとても気になっていたある日のことだった。

まさかとはおもったのだが彼の詩文には確かにその気配があったかもしれない。
彼は稀に見る不器用で無垢な人間であり続けた。
まるで擦れっからして世渡りばかり上手くなった僕らを置いて別の次元へと旅立ったのだともおもえる。

僕らがかつて葛藤した青春のアンビバレンスを彼は最後まで抱き続けた。
確かにそれを好感するものと不細工さにある種の嫌悪を示した人々もいたことはたしかだ。
勿論僕は前者に属するものだ。


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