8/14/はるな
 

夏休みでした。水族館へ連れて行ってもらい、夕食付きのホテルへ泊まった。
水族館では、いるかの跳ねるところと、くらげの展示と、あしかのショーの最中に、濡れたあしかの肌が、おどろくほどすべらかなさまであることが愉しかった。(あしかのショー自体は退屈だった)。

お盆の最中に遠出した思い出がないので(わたしが覚えていることじたいが極端にすくないので、遠出したことはあるのかもしれない)、こんなにも人があふれるのだということにも驚いた。しみのないやわらかい子どもの肌にはりついた髪の毛の細さ。
ちいさな子どもに見入ってしまう。愛されていそうな子どもも、そうでなさそうな感じのする子どもにも。ひどく凝
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