6/16/はるな
 

わたしたちは誓いました。そこで
わたしははじめて誓いを立てました

(わたしはいつもそうです、「まさにそのとき」が来るまで、それが、いったい何なのか想像することもできない、そしてそれに立ち会ったときはじめて、物事の重大さをしるのだ、それはわたしの愚かさです)

彼は誓いました、そしてわたしも誓いました。わたしたちは誓い合いました。正直に言って、わたしはまだ整理できていません。なにか重大なあやまちを犯してしまったような心持だけがします。

厳かなムードでした。すすり泣きと微笑をずっと背中に受けていました。幸福だったのは間違いありません。幸福と困惑をまったく同時に感じることができるの
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