最終考察あさき 前夜祭 -幸せを謳う詩-/只野亜峰
 
 こんばんわ。いつも貴方の隣の書物に這い寄るラブリーチャーミングな墓荒らし、私只野亜峰でございます。当初「歌謡曲批評」などと題打って始まりましたこのコーナー。私如きが批評等とはおこがましいという自戒と、また歌謡曲を娯楽として楽しみたいというスタンスから「歌謡曲日和」という日和ったタイトルに差し替えました昨今ではありますが、なにぶん今回の相手は相手が相手なだけに日和ってばかりはいられないのが、私とても嬉しい限りでございます。言いますのも、我々のような墓荒らしにとって「あさき」という存在は云わばラスボスの如き存在でありまして、その難解さたるや言語で表現できる範囲を軽く超えていたりするわけです。
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