言葉との戯れ−英語学習のこと−/深水遊脚
 
 月一回の古新聞の回収に向けて、必要なものをより分けてそれ以外を束にして収集所に出す作業に追われていた。どうにも捨てにくいのが、週一回配達される英語学習用の英字紙(※1)だ。英語そのものにずっと関心があり、学生時代から今に至るまでズルズルと取り続けている。特に世界のどこかを取材した紀行文が写真をふんだんに盛り込んで見開きで掲載されているページが大好きで、言葉を厳密に読み込むというより写真に見入ってイメージを膨らませるような読み方をしている。先月バックナンバーをスクラップしたが、ほぼ地球上の全域を網羅しているのではないかと思う。そのうちどれか1箇所でも気軽に行けるような身分ではないのだけれど、その土
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