サンタクロースの子/ゆうと
 

いつも“未来ある子ども”という言い方がどうもしっくりこなくてむずがゆいので、その言葉の成り行きを考えたくなる。
たしかに年を重ねれば重ねるほど“あの頃はよかった”とか“ああしておけばよかった”と思うことが増える。
自分の未来はみんなの未来であること、そして年が下の子たちは自分より未来が長いはずであること。
だから“未来ある子ども”というのであって、未来に投資することは子どもに投資することにそう変わりない。



サンタクロースというのは子どもに投資する大人であって、それが親であってもおかしくはない。
だからサンタクロースが親だからといってがっかりする必要はなく、サンタクロース
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