チンカス詩人への「あて付け散文」。/小野 一縷
何故に詩という詩人にとって最も
その存在を証立てするものを
便利な道具として使うのだろうか。
「あなたが嫌いです」
何故メールなり私信なりで直に言わないのか。
それを言う度胸の無い小心詩人の数の多さ。
何十回と、俺はそんな「あて付けポエム」を読んできた。
いつものことである。
詩の奥深さを装い、また曖昧さに、イヤミを仕込んだ詩を
恥もなく投稿する小心詩人の数の多さ。
詩の投稿サイトには、必ずこういうヨドカスがウヨウヨいる。
「あなたの詩が嫌いです」
それを言うことのできない小物詩人。
俺が言ってやる。
詩ねよ。
もう、詩をそんな手前
[次のページ]
戻る 編 削 Point(9)