詩を読む4/地獄のペチカ
豚肉を哲学 salco氏
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明け方近く、二日酔いの頭痛と共に起きた。ビジネスホテルの一室。窓から見えるのは青白い空に装飾された街の欠片。路地裏では酔いつぶれた女が家に帰りたくない、と声を張り上げていた。一緒にいた男はどう思っただろう。予想通りだ、と思ったのだろうか。それとも、めんどくさいな、と思ったのだろうか。
たぶん、その日はワールドカップの日本代表が決勝トーナメントを決めた日だった。街はお祭り騒ぎだった。夜
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