晴れた夜の日の中で/番田
隠す理由もない、あらゆるすべては、大学時代の僕がどうなっていたのかは。一日中家にそのままだったりしていた、そんなふうに僕自身を拒むのだった。サッカーなどの試合となると、周りは血気盛んになって怖かったからだ。仕方なく家で将棋のゲームをやったりしていたものだ。窓の外には雪などが降りしきっていたりしていると、将棋やゲームセンターなどに足を運んだりしていた。彼女はこたつでテレビを見ていると、いつものようなつまらない番組がやっていて、河原に行くと、あんなに熱心だった球児たちがサッカーチームに所属していて、少しかじったりして、無駄だったのではないかと思っていたりする。そんなふうにして僕にもバンドなどを辞めてい
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