日曜日を日の出は迎えていく/番田
朝は誰もいなかった。街があるということの事実だけが、僕がこの風景の響いているどこかに流れていく。草たちを乱反射のした黄土色。もう秋へと迎えた目玉のようなものが草たちを乱反射する。黄緑色していないことは、叫んでいるのを正しくはない僕のことだ。すでにこのことが全てとして、瞳にはそうかもしれなかった。この僕であって、灰色の過ぎ去っていくことにいつも過去は身を寄せているのだ。青春のどこかの風景へとどこまでも歩いていった。真っ黄色には、電車は柵に見えて、開きっぱなしになっている。公園のベンチは最後でもう行ってしまったのだろう暗がりの、いつまでも彼方が、僕を今日の腕には組みながら、こうして踏切のところも街中を迎える。
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