お電話替わりました/BOOKEND
 

一つひとつを確かめるようにして袋に詰め込んでいる。
違和感は突然その頭をもたげてくる。
目をそらすことだってできるけれど、そういう時に限って一番手に負えないのは自分だったりする。

創造している自分をリアルに想像するのは実際のところ以外と困難だ。
あの人の言葉は時として非常にためになるけれど、扱いが難しいのが欠点だよな。
思惑が欲望に化ける前に処方箋が届けばもう少し歩き続けることができるだろう。
隣ではハトにエサでもやるようにある事ない事バラまいてたりしてるけど、
一体その後片付けは誰がやるんだろうなどとボンヤリ眺めながら考えている。

ボンヤリ眺めてる時ってのは見ているようで何も見ていなかったりする。
木を見て森を見ず?
いいや、木すらも見ていないし、見えてもいないのです。



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