5月   、夜明けへ  あお風薫/梅昆布茶2
 
午前4時215分かえるに混ざって

スズメの声を確かに聞いた

隣家のだえかは壁を蹴ったか

3分後には車の音も

走り去った

誰を何を載せて

さよならよりも永遠の  気がする

午前5時前の理不尽な早起きの

とばっちりのような  でも

どんな仕打ちも見えないままに

なぜか泣いてなぜか笑って

つかめることってただひとつ

書いている、書く、

それこそがこんなときには

一番の良薬だってこと

気づけばスズメは本当に
 鳴いている

一羽でなくて仲間で

お揃いの銀のスプーンを持って

あの特別なj日を迎えるように

右手中指親指側のっぺんだこ


のおやおやおやから夜は溢れて

午前4時36分

窓には光が光が光が
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