玉響/
りつ
たった一滴舞い降りて
たった一刻
あなたを潤す露となりたい
それは結露だとひとは言うでしょう
雨粒と言うひともいるでしょう
けれどそれは
もっとも純粋な想い
幸せであれ
と祈る私の涙が
結晶となり
葉に落ちた
長くは保たない生命の欠片
たまゆら
響き
言の葉に私のまことをそっと置く
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