エチュード『_〆Luu*』

「歌集」「句集」などに分類できず、このカテゴリを選びました。コメントにより教えを戴けたものを集めて。
水甘しご飯も甘し祝禁煙 初夏のきみの窓にはいま何が 人よりも鳥がよかった身投げして少女は眠るアコヤガイの夜


シャンデリア灯して暮らす深海の秘密を護るための灯台


サカナ族だけが持ってる声帯で唱えると開く海底の門


竜宮に棲む緑 ....
冬すずめ棺の道に轢かれおり


冬の夜ペンキ塗り立て触りたし


冬日向ページは確か二十八
敗荷や味噌をまぶせる白き飯 この冬は椪柑知らずに過ぎ去って如月終わる春の雨音


季の絵の具ほどくあしたに約束の白い花描く春と名づける


春始発父さんと猫と私の分切符もとめて銀河も超えて


父さんのお骨どこ ....
産声は一番最初にゆるされた歌声ですね歌が好きです


近頃は夢でよく会うお父さん確かめられる確かめられてる


冬日向わが猫眠る回向院まぶたに浮かぶ干し草ベッド


夕暮れの道歩きつ ....
三歳のまなざしのまま覚えてるバケツとシャベルと砂場とシチュー


少女ならほしかったはずのあれもこれもなかったけれどあしたがあった


如月の終わりの頃の曇天は生まれる前の躊躇いのようで
 ....
すぐそこのスカイツリーの喧騒も届かぬままに町さびれゆく


冬至過ぎ確かに日日は順調か昔日の〈あたし〉が案じてる


はろばろと江戸まで届く歳月を生きながらえて町の道あり


偶然に ....
ハイフェッツをリピートかけて聴く夜の朝までの距離はあまりに近し


ハイフェッツのCDジャケット彼は手にわが子のようにバイオリンを抱く


背景があかいCDジャケットのハイフェッツはもうこ ....
第九聴く隣の財布は鈴持ちぬ 飛ぶ鳥のあれは渡りか夕近し家でシチューが待つ子待たぬ子 餅を焼くようにでなしに魚焼くように吾が生歩みゆきたし 雑草の風に吹かれる歓びはきっとあるはず吾もなりたし 静かなる独りのイヴをむかえおり部屋の冷気が骨をいたぶる


友人との今朝のメールで燃えるごみ無事に捨てたとイヴの報告


ほほ冷える耳が悴む指先が出るミトンして作歌の聖夜


いろい ....
三十度以下になることなく過ぎゆく体くるわす夏のアパート


朝夕の秋に出会える日のありて自転車よりも靴を選ぶ日
痙攣も一つのちいさき愛なるか吾が身ふるわせ何を告げたし


三歳がみあげしきみはいまは骨あおぞらならばいま秋立ちぬ


春の日の嵐ほどにも鳴らぬまま秋風ゆきぬ手荷物もなしに


そと ....
くれないの実が探されるふゆの日にもどって会いたいきみの最期に


夏ならば写真のなかできみ笑うふゆなら息せぬきみ棺のなか


泣いたって肩に置かれぬ手を想いあたらしい猫はわが手に要らぬ
 ....
窓ならば壊れて開かぬこの部屋になにゆえ来れた荻の便りは


夢のなかだけの花野で写真機はわたしに抱かれすみれをさがす


ポッケにはいっつも穴が空いていて薫る想いに信号はない


夜 ....
影二つ並ばぬ道のさくらかな


日めくりと月の暦の春くらべ


春うらら縄跳びをする白い靴


荒川のにびの隣に蝶の道


いずこにもナガミヒナゲシ春うらら


※そこな ....
朝まだきソメイヨシノと少年と


紫の息も思い出春うらら


※荒川の河川敷より蝶々出づ(直し中)
菜の花にお辞儀をさせる風が居る


朧月永代という供養塔


クロネコの長距離トラック春霞
朝まだき鴉溶けゆく菫色


ごうごうと北国の川動き出す


シロツメとレンゲソウなりどこまでも


御堀端風の戯れ桜花飛ぶ


蝶々が母をたずねて三千里


蝋梅を写真で ....
雁行と学校帰りと茜色


足許に石つころあり春霞


人間の射る眼を赦す白き梅


遠のいてセピアの写真春銀河


東京の長靴が踏む春の雪


樹を捨てて立ち去りし雁の翼 ....
梅東風の薫りダウンに沁みる頃


春の雨そのままでいい山野草


蝋梅のひと枝を待つ花瓶あり


こどもらの声のちらほら春淡し


立春の日を越えなおも北の国


まだ若 ....
シャンプーの香も新しく杏色


わたくしもかつては二歳花苺


イヌフグリ地球の色と同じ花


馬の仔の二度と座れぬ青い土


山開き木苺の花飛び起きぬ


水ぬるみ無洗 ....
お隣の家の門から沈丁花


雲雀東風初めて背負うランドセル


桜東風あちらこちらでスマフォデビュー


遠足の菓子五百円までの頃


北窓のカーテン揺れる平和かな


 ....
ロンドンのテイト、ターナー集めたる光りあふれるそこの静寂


金色の始点黄色のその前の白探してるターナーの絵に


輝ける光りのなかにわたし在り照らしてくれるターナーの色


誕生の ....
元旦にお雑煮のなし蜜柑なしされど思い出{ルビ遥遥=はろばろ}{ルビ響動=とよ}む


元旦にお雑煮のなし蜜柑なしされど思い出晴れ晴れと詠む
白日は西へ立ちゆき五畳間はこころ一日沈みをりけり 月見草カップヌードル待つ三分


羊草迷う一歩も一歩から


朝顔やきょうは素顔で銀座まで


渋滞は四十キロです走馬灯


ちゃぶ台の菓子盆かこむかき氷


百日紅鶴は ....
百日紅みてないみてないみていない会いたし命の色の朱の色 着物着て髪は赤毛の許さるる文語口語の手繋げる今日



※参考(修正前)
着物着て髪は赤毛の許さるる文語口語の手繋ぎし今日
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テーマ詩集一般 作成編集:もっぷ 17/8/9

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