詩貴 2013年1月23日7時18分から2013年1月25日18時24分まで ---------------------------- [自由詩]命は燃え尽きない/詩貴[2013年1月23日7時18分] あなたとふたたび逢う時 泣いている訳にはいかないと思った 空が好きだった あなたが撮影した朝焼けは力強く燃えて 私にはない色を奏でた オリオンに輝く星の彼方で 小さく光る二粒の瞬き あなたでしょう? きっと今も 命を燃やしている ---------------------------- [短歌]守り神/詩貴[2013年1月24日12時06分] むらさきの沁みわたる音風揺らし母傍らに我を生かした ---------------------------- [自由詩]応えが欲しい/詩貴[2013年1月25日18時24分] 普通というものが大多数の者たちに彩られて 答えなど在りはしないのに 夕焼けを眺めた ただそこにある儚い存在が 今日のわたしを救ってくれた 人は好きだよ それ以上に嫌いだよ 嘘を塗りたくる世界に居て 苦しくないのかな 大人たちの薄ら笑いが 特に顕著で 感受してしまう己の機微がにくらしい それでも 彼らを好きになろうとしている どうして わたしはそんなことで 泣く必要があるんだろう ---------------------------- (ファイルの終わり)