komasen333 2015年8月12日13時05分から2016年2月18日21時09分まで ---------------------------- [自由詩]マバタキパラダイムホホエミ/komasen333[2015年8月12日13時05分] 苦しくて仕方ないとき   割とよく思うもの この視界という世界に飛び込んでくる 木々のざわめきや車の排気ガスとかすべて    無性に消し去りたくなる 苦しくして仕方ないとき   強く思うもの この視界という世界を横切っていく 鳥達の羽ばたきや雑踏のスクランブルとかすべて    無性に消し去りたくなる そんなとき 引っ張り出してくる    決まってそれは存在風景 その瞳が瞬くたびに この視界という世界は色彩や輝きを取り戻す その輪郭が微笑むたびに この視界という世界は重力や時空を捻じ曲げる あまりにも超越的な影響力 あまりにも素晴らしすぎる影響力 その瞬きから    その微笑から    魔法のような力が溢れてきて あまりにも出来すぎた展開を映し出して この視界はあまりにも劇的に生まれ変わっていく     思わず自分のとは思えないような微笑も戻ってくる あまりにも出来すぎた転調を映し出して この視界はパラダイム転換の如く晴れ渡っていく     思わず自分のとは思えないような高揚も生まれてくる 君の瞬きと君の微笑を耀かせるように 君の瞬きと君の微笑を包み込むように 君の瞬きと君の微笑を照らし出すように 君の瞬きと君の微笑を守り抜くように 君の瞬きと君の微笑を伝えきるように 君の瞬きと君の微笑を広げるように 君の瞬きと君の微笑を抱きしめるように 君の瞬きと君の微笑を失くさないように あまりにも出来すぎた展開を映し返して 僕はこの視界をあるがまま受け止めて あまりにも出来すぎた転調を映し返して 僕はこの視界の中であるがままに生かされて ---------------------------- [自由詩]苦し紛れのオブラート/komasen333[2015年8月20日15時22分] その視線があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう その優しさがあったことで、どれほど心高鳴ったことだろう その声があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう その温もりがあったことで、どれほど心高鳴ったことだろう その微笑があったことで、どれほど心高鳴ったことだろう まさかいえないけれど・・・ 決して まさかいえないけれど・・・ 面と向かっては         最初から最後まで言おうものなら ニヤケながら欠伸ばかりされそうだから その視線があったことで、どれほど勇気づけられたことだろう その優しさがあったことで、どれほど勇気づけられたことだろう その声があったことで、どれほど勇気づけられたことだろう その温もりがあったことで、どれほど勇気づけられたことだろう その微笑があったことで、どれほど勇気づけられたことだろう まさかいえないけれど・・・ 決して まさかいえないけれど・・・ 面と向かっては  まさかいえないけれど・・・ 歳を重ねるほどに まさかいえないけれど・・・ 少しずつ             最初から最後まで言おうものなら 恥ずかしすぎて身をくねらせてしまいそうだけど 君という視線がいてくれたことで、どれほど救われたことだろう 君という優しさがいてくれたことで、どれほど救われたことだろう 君という声がいてくれたことで、どれほど救われたことだろう 君という温もりがいてくれたことで、どれほど救われたことだろう 君という微笑がいてくれたことで、どれほど救われたことだろう 君という旋律がいてくれたことで、どれほど救われたことだろう 君という色彩がいてくれたことで、どれほど救われたことだろう 君という地図がいてくれたことで、どれほど救われたことだろう 君という鏡がいてくれたことで、どれほど救われたことだろう まさかいえないけれど・・・ 決して まさかいえないけれど・・・ 面と向かっては  まさかいえないけれど・・・ 歳を重ねるほどに まさかいえないけれど・・・ 少しずつ まさかいえないけれど・・・ 残りを意識し出すほどに まさかいえないけれど・・・ さり気なく こうしてこんな形で   こうしてこんな感じで こうしてずっとこんな形で こうしてずっとこんな感じで       苦し紛れのオブラートにくるんで 形容詞が見当たらなくなる日まで ---------------------------- [自由詩]巡り巡る「ありがとう」&「あいしてる」模様/komasen333[2015年8月20日15時24分] 「ありがとう」が 必要なくなったって ニュースは聞いたことがないな 「あいしてる」が 必要なくなったって ニュースを聞くことはないだろうな 自然に溢れる 「ありがとう」と「あいしてる」 ちょっと優しい自分を浮かび上がらせてくれる 自然にもらえる 「ありがとう」と「あいしてる」 ちょっと幸せな自分を思い出させてくれる 計算でこぼす 「ありがとう」と「あいしてる」 意外と繰り返すうちに作為的じゃなくなる 計算でもらえる 「ありがとう」と「あいしてる」 意外と繰り返すうちに温もりに満ちてくる ありがとうに包まれながら あいしてるに支えられながら 僕らそれぞれ 孤立しがちな人生を回避し 孤独を背負った生命として上手くやっていく ありがとうに「ありがとう」を返し そのありがとうにまた「ありがとう」が返される あいしてるに「あいしてる」を返し そのあいしてるにまた「あいしてる」が返される きりがない連鎖 飽きることのない連鎖 どうなってんだ ありがとう どうなってんだ あいしてる つながっていくのが 織り込まれているかのように 絶え間なく 絶え間なく 連鎖 変わりゆく空模様のように 巡り巡りつつも どんなに晴れても どんなに降っても どんなに曇りでも ありがとうも あいしてるも 途切れることはない心模様 ---------------------------- [自由詩]素直瞬間/komasen333[2015年8月22日12時48分] 言えばよかった  過ぎ去ってみてから気づく 言えばよかった  過ぎ去ってみてから後悔を噛み締める 過ぎ去る随分前から きっときっと後悔するのだと わかっているのに 動けた例がない 素直になるのが怖くて 素直な自分が嘘くさくて 素直な自分がわからなくなって     まあ、いいか そのときが来たら  また考えればいいかって 言うべきだったんだ  少なからず浮かんできたことを 言うべきだったんだ  かっこ悪くても、駄目だとしても 言うべきだったんだ  戻れなくなってから耽ってみても 言うべきだったんだ  後悔は緩むことなんてないんだから いつかでどこかでまた逢える   そんな根拠のない予感じゃなくて 今、この瞬間に 何ができるか、何を渡せるか、何を魅せれるかを 一瞬一瞬、ショートしそうになるくらい考えなくちゃならない 今、この瞬間を    その微笑みを  色づけたいんだ 今、この瞬間を    その無邪気を  滲ませたいんだ 素直になって もっと素直になって   素直になって もっと、もっと素直になって 言えなかった季節の分も  答えるように 言えなかった季節の分も  応えるように  言えなかった季節の分も  越えるように 言うべきだった季節の分も  彩るように 言うべきだった季節の分も  縁取るように 言うべきだった季節の分も  重ねるように ---------------------------- [自由詩]猛暑の行列 辛いライ雷カッ〜 /komasen333[2015年8月24日14時16分] 並ぶ。 猛暑日に並ぶ。 炎天下で並ぶ。 そんなに食欲もないのに並ぶ。 話題の店だとすすめられたから並ぶ。 暑いけど並ぶ。 暑すぎるけど並ぶ。 やっとのことで店内に入る。 満員。 全然涼しくない。 空調はガンガンに入っているが 調理人の熱気と客の多さと夏日が相まって 画的にも体感的にも涼しさを感じない。 注文する。 中々でてこない。 待ちわびる。 イライラが増す。 カッ〜 やっと 注文した品が目の前にやってくる。 一口、辛い。 あまりにも辛い。 イライラが増す。 カッ〜 覚悟はしていたが辛い。 イライラが増す。 カッ〜 想像していた二十七倍も辛い。 イライラが増す。 カッ〜 それでも食べる。 イライラが増す。 カッ〜 ひたすら食べる。 イライラが増す。 カッ〜 食べるペースを止めない。 イライラが増す。 カッ〜 何を食べているのかよくわからなくなってくる。 イライラが増す。 カッ〜 何のために食べているのかよくわからなくなってくる。 イライラが増す。 カッ〜 それにしても辛い。 イライラが増す。 カッ〜 なかったはずの食欲がみなぎっている。 イライラが増す。 カッ〜 ほんと辛い。 イライラが増す。 カッ〜 味よりも辛さしか感じなくなってくる。 イライラが増す。 カッ〜 水はもう何杯目だろうか。 イライラが増す。 カッ〜 ちょっと食べるペースが落ちる。 イライラが増す。 カッ〜 辛いが食べ続ける。 イライラが増す。 カッ〜 食べることに意地になっている。 イライラが増す。 カッ〜 周りの声が聞こえなくなるほど 食べることだけに夢中になっている。 イライラが増す。 カッ〜 汗を拭いても拭いても流れる。 イライラが増す。 カッ〜 夢中で食べるが辛いもんは辛い。 イライラが増す。 カッ〜 なんとか麺と具は食べきる。 イライラが増す。 カッ〜 飲まなくていいスープを飲んでいく。 イライラが増す。 カッ〜 水と交互にスープを飲んでいく。 イライラが増す。 カッ〜 スープ飲んで 水を飲んで スープ飲んで 水を飲んで ちょっと休んで またスープを飲んでを繰り返す。 イライラが増す。 カッ〜 途中で気づく。 飲みきるのは無理だと。 イライラが増す。 カッ〜 それでも飲めるとこまで飲もうとする。 イライラが増す。 カッ〜 何と戦っているのか。 イライラが増す。 カッ〜 何で意地になっているのか。 イライラが増す。 カッ〜 コップの水を置いて深呼吸。 イライラが増す。 カッ〜 鉢に手が伸びない。 イライラが増す。 カッ〜 手を合わせて無言のごちそうさま。 イライラが増す。 カッ〜 当然だけど完食はできなかった。 イライラが増す。 カッ〜 それにしても辛かった。 イライラが増す。 カッ〜 辛いにも程がある。 イライラが増す。 カッ〜 まだ水を飲みたくなる。 イライラが増す。 カッ〜 衝撃的な辛さだった。 イライラが増す。 カッ〜 食べたばかりなのに辛さしか記憶に残っていない。 イライラが増す。 カッ〜 味を思い出せないレベルの辛さが舌に残ったまま。 イライラが増す。 カッ〜 混み合う店内をかきわけ席を立つ。 イライラが増す。 カッ〜 会計にも列が出来ている。 イライラが増す。 カッ〜 店を出る。 イライラが緩む。 カッ〜 風が強い。 イライラが減る。 サァ〜 かなり涼しい。 イライラが消える。 スゥ〜 味ははっきり覚えていないが 辛さしか印象に残っていないが うまかったという満足感に満ちている。 イライラは消えている。 フゥ〜 が、 辛さしか印象に残っていないのに 「うまかった」という感想は どういうことかと自分でも思う。 イライラが顔を覗かせる。 カッ〜 この「うまかった」という満足感は 暑さと辛さによる イライラの影響で生まれた感覚? イライラがよみがえる。 カッ〜 味は大したことなかったんじゃないかと自問する。 イライラが増す。 カッ〜 舌は辛さしか思い出せないままでいる。 イライラが増す。 カッ〜 風が再び強く吹く。 イライラが緩む。 サァ〜 かなり涼しい。 イライラが減る。 スゥ〜 風が抜けて全身が気持ちいい。 イライラが消える。 フゥ〜 味ははっきり思い出せない。 辛さしか印象に残っていない。 「うまい」という満足感は 暑さと辛さが混ざりあって 生まれた感覚の気もする。 けれど 「まあいっか」と想う。 ハァ〜 ---------------------------- [自由詩]微風が吹く 雨上がりの虹と橋/komasen333[2015年8月27日21時03分] 強い雨。 ひどい風。 霞む夢。 それでも それでもに それでもを注ぎたして歩んでいく未知。 強い雨。 ひどい風。 それでも 宮沢賢治の詩にあるような 激しさと優しさを心に灯したまま。 いつまでも見つめてはいられない 叶えてこそ価値がある夢。 どこまでも追いかけてはいられない 叶えてこそ味わいがいのある夢。 数えきれぬ失敗 そのたびに増える傷と痛み。 数えきれぬ後悔 今でも振り返り耽ってしまう自分がいる。 すべては実験なのだと言い聞かせつつ すべては思い出になると言い聞かせつつ エジソンの言葉を思い出しつつ。 見方を変えれば 失敗は失敗でも 後悔は後悔でも それだけ 大切な経験に 貴重な感覚に もう少しのところまで 近づけていたということだろう。 これからも 失敗と後悔は尽きないだろうけれど すべては実験であること すべては思い出になること 忘れずに、忘れずに、進んでいく。 強い雨。 ひどい風。 霞む夢。 慣れていく中でも その先に思い描ける 微風が吹く 雨上がりの虹と橋。 ---------------------------- [自由詩]再起上映/komasen333[2015年9月4日21時24分] 綺麗に堕ちていく そんな映像ばかり   繰り返しイメージしては耽って眠る 戸惑いや疲れや迷いや痛みは すべてすべて気のせいなのだと言い聞かせて 木漏れ日  健やか 眩しさ  溢れ出して行く  季節が想い出を盛大に上映 いてくれてよかった 逢えてよかった     届けれなかった言葉だけを 削っては足して  足しては削って ただただ紡いでいる 微笑んでくれて嬉しかった 気にしてくれて嬉しかった    届かなかった言葉だけを 飾っては磨いて  磨いては飾って ただただ紡いでいる なびく髪にいとも簡単に流され なびく髪にいとも簡単に消され    これから何度となく こんな感覚を味わうと思うと あまりにも苦しすぎて 戻れない季節の中で    一人    演じれなかった台詞回しに腐心 戻れない景色の中で    一人    魅せれなかった本心を浮かべ遊び いてくれてよかった 逢えてよかった   微笑んでくれて嬉しかった 気にしてくれて嬉しかった      描けない、もう二度と   描けない、決して いてくれてよかった 逢えてよかった   微笑んでくれて嬉しかった 気にしてくれて嬉しかった      届かない、もう二度と   届かない、決して いてくれてよかった 逢えてよかった   微笑んでくれて嬉しかった 気にしてくれて嬉しかった       響かない、もう二度と   響かない、決して いてくれてよかった 逢えてよかった   微笑んでくれて嬉しかった 気にしてくれて嬉しかった        戻れない、もう二度と   戻れない、決して ---------------------------- [自由詩]無意味に据える夢と目標 /komasen333[2015年9月7日12時52分] 人生に意味はない。 毎日に意味はない。 考えれば考えるほど その想いが強くなってくる。 長く考えてしまうほど 深く考えてしまうほど その想いが強くなってくる。 人生の 無意味さから少しでも逃げるために 毎日の 無意味さと正面から向き合うために 人は夢を探して描く。 人は目標を持って進む。 人生は無意味だとしても 毎日は無意味だとしても 夢を探し描くことを通じて 目標を持ち進むことを通じて 人生に 自分なりの意味を宿すことはできる。 毎日に 自分なりの意味を宿すことはできる。 人生に意味はない。 毎日に意味はない。 考えれば考えるほど 長く考えてしまうほど 深く考えてしまうほど その想いが 強くなってくるからこそ 夢の輪郭をはっきりとさせる。 目標の濃度をたかめていく。 夢は 人生に欠かせない スパイスやエッセンス となり得る。 目標は 人生に欠かせない メロディーやストーリーと なり得る。 人生にどれだけの意味を 毎日にどれだけの意味を 自分なりの意味を宿せるかどうか。 夢を探して  夢を描くことを通じて 喜々として 自分なりの人生の意味を。 目標を持って  目標に進むことを通じて 嬉々として 自分なりの毎日の意味を。 ----------------------------------------------------------------- 【参考】 『 半径5メートルの野望 』 はあちゅう ---------------------------- [自由詩]未練 保存 螺旋/komasen333[2015年9月14日20時01分] いてくれたから 保っていられた どうしてこんな簡単なことがいえなかったんだろう くれた景色を 一つ一つ紐解いては紡ぎ直す日々 繰り返す戯れ   相変わらずの鼓動 どこに行こうと あの頃の様な落ち着きはもう得られない どうすれば越えられる    わからないから もがいてしまうしまうしまうしまう どうすれば塗り返せる    わからないから あがいてしまうしまうしまうしまう 懐かしのトキメキ 今も胸の奥で 燻り続けてはため息と交じり合う 懐かしのキラメキ 今も胸の奥で 零れ続けてはため息と交じり合う 戻れないから苦しいのか 戻ろうとするから苦しいのか 戻せないから痛むのか 戻そうとするから痛むのか 傷つけてしまった面影だけが 鮮明に揺らめき続けてしまっている 交わせなかった言葉だけが 克明に浮かんでは散って  散っては浮かんでしまっている どうすれば越えられる   正攻法なんてどこにもない どうすれば塗り返せる   方法論なんてどこにもない それでもどこかで探してしまっている    正攻法らしきもの それでもどこかで求めてしまっている    方法論らしきもの 君がいてくれたから 僕は保っていられた そんな簡単なことを      形を変え、対象を変え、紡ぎ続けていく螺旋 ---------------------------- [自由詩]転がる2015年9月中旬の街。 /komasen333[2015年9月15日11時34分] ハンバーガー屋は減り コーヒーショップは増えた 2015年9月中旬の街。 空き家は減り コインパーキングは増えた 2015年9月中旬の街。 牛丼屋は減り コンビニは増えた 2015年9月中旬の街。 夏の名残は減り 木漏れ日は増えた 2015年9月中旬の街。 傍観は減り komasen333は転がる 2015年9月中旬の街。 ---------------------------- [自由詩]変新だぜ/komasen333[2015年9月15日13時11分] 変えようぜ  まだまだ遅くはない 変えようぜ まだまだ腐っちゃいない 考えすぎることなく  迷いすぎることなく 今を この今を  もっとフラットに もっと柔軟に 生きようぜ  まだまだ枯れちゃいない 生きようぜ  まだまだ終わっちゃいない 君に向けて  誰かに向けて  自分自身に向けて 歌っている 描いている 作っている 奏でている  今日も続けている 変えたくて  とにかく変えたくて 変えたくて  少しでも  一つでも 変えたくて ワイルドだぜ 野心がなくても ワイルドだぜ 野生を忘れても 落ち込みすぎることなく  振り返りすぎることなく 今を この今を  もっとフラットに もっと柔軟に 生きようぜ  変えようぜ まだまだ遅くはない 変えようぜ 生きようぜ  まだまだ消えちゃいない 日々、意識して変身だぜ 日々、無意識に変身だぜ 一瞬一瞬、意識の先で変新だぜ 一瞬一瞬、無意識の中で変新だぜ --------------------------------------------------------------------- 【 参考 】 スギちゃん http://www.sunmusic.org/profile/sugichan.html ---------------------------- [自由詩]何を目指し、誰を見つめ、今国会での成立にこだわったのか /komasen333[2015年9月19日1時04分] 何を目指しているのか。 集団的自衛権の行使容認? 日米同盟の強化? 米軍への軍事的支援拡大? 憲法改正の代替手段? 憲法改正への地均し? 海外での自衛隊活動の拡大? 紛争や対テロ戦争における軍事貢献? そのすべて? 誰を見つめているのか。 自民党? 野党? 霞が関? 支持層? 保守層? ネトウヨ? アメリカ? 中国やロシア? 世界? 岸信介? 戦没者? 憲法学者? 法曹関係者? デモ参加者? 世論? メディア? 現在の国民? 将来の国民? 首相自身? そのすべて? 何を目指しているのかが はっきりとしていない。 何を重視して目指しているのかが はっきりとわからない。 誰を見つめているのかが はっきりとしていない。 誰を重視して見つめているのかが はっきりと伝わってこない。 本当は 何を目指しているのか。 本当は 誰を見つめているのか。 本当に 知っている人は 実は いないのかもしれない。 本当に わかっている人は 実は いないのかもしれない。 安部政権が 何を目指して 誰を見つめているのか。 安部首相が 何を目指して 誰を見つめているのか。 安部政権自身も わからなくなっている のかもしれない。 安部首相自身も わからなくなっている のかもしれない。 何のために 誰のために 今国会での 安全保障 関連法案の成立に こだわり続けたのかを。 ---------------------------- [自由詩]ときめき思い出、どきどき向日葵、きらきら太陽/komasen333[2015年9月24日13時59分] 思い出しながら 描き続けている 朝、窓から太陽を見上げるだけで ほら、鼓動はこんなにも単純に息づいていく     注ぐ太陽が 振り返る向日葵が 昨日のネガティブもポジティブも 照らし出して受け止めてくれている それは さりげなく教えてくれた    ちょっと子どもじみた始まりのおまじない それは その声だからこそ    信じることのできたシンプルな処世訓 もう戻れないけど いつかできっと もう戻れないけど どこかできっと     変わらぬ声と微笑で 違う誰かを照らし出しているんだろう そう、思うだけで          疲れきった心は軽やかに広がる そう、思い浮かべるだけで     渇ききった心は晴れやかに透き通る 時々、どうしようもなく     戻って、またあの頃のように 時々、どうしようもなく     戻って、また同じような話を でも、できないから     今日という日に改めて強く向き合う   今という一瞬一瞬に改めて強く向き合う でも、できないから     今日という日に改めて凛と向き合う   今という一瞬一瞬に改めて凛と向き合う まだまだ 何かがあるはずだと      目を凝らして 耳を澄まして あらゆる感覚を研ぎ澄まして まだまだ 何かがあるはずだと      あなた以上のときめき あの頃以上のどきどき あの向日葵や太陽を越えるきらきら  探し始めていく    どんなに塞ぎ込んでも どんなに堕ちていこうとも      見上げれば ほら、注いでくれている 探し続けていく    どんなに裏切られても どんなに絶望しまくっても          見上げれば ほら、 照らし出してくれている ---------------------------- [自由詩]いつかどこかの風の便りで/komasen333[2015年10月8日14時39分] 眩しかった 眩しすぎた 鮮やかだった 鮮やかすぎた 会えた それだけでよかった 話せた それだけでよかった 戻れない季節 戻せない季節 描いても描いてもすり抜けていくけど それ以上に描いても描いても浮かんで来る季節 光が闇に夢を与えてくれた 夢が現実に彩りを振り撒いてくれた 叶えられなかった夢を今、必死で描いている 叶えられなかった夢を今、必死で綴っている 叶えられなかった夢を今、必死で色づけている 出会えた事に応えたい 生きがいの拠りどころは あの頃から変わっていない 微笑んでくれるように 必死に必死に 駆け巡ろうと想っていたのに何一つできなかった 喜んでくれるように 必死に必死に 解き放とうと想っていたのに何一つ魅せれなかった 苦いモノクロの重みだけ これまでもこの身体を奮い立たせてきた 切ないセピアの重みだけ これからもこの身体を奮い立たせていく 戻りたいけど  もう戻れない 戻したいけど  もう戻せない    ときにあまりにも辛いけど もう戻れないからこそ    現在を 一瞬一瞬を    輝かす意義が生まれてくる もう戻せないからこそ 未来を 一瞬一瞬を    描き続ける意義が生まれてくる 誰よりも眩しかった  あの頃魅せれなかった分も応えるように 現在を輝かしていく 一瞬一瞬を輝かしていく     どこかの風の便りで伝わるように   誰よりも鮮やかだった あの頃できなかった分も応えるように 未来を描き続けていく 一瞬一瞬を描き続けていく     いつかの風の便りで伝わるように  ---------------------------- [自由詩]練りに練った詩/komasen333[2015年10月8日14時39分] 練りに練った詩 今からここで 淡々と 放っていく 一貫性はない  論理にかけるかもしれない かといって  「感性が爆発」  というほどの内容でもないかもしれない 言いたいことがなくなった時代において 言うべきことがなくなった世代において 覚醒を促す 一筋の旋律のような1行を夢見て 永遠を生む 一筋の色彩のような1篇を夢見て その心を まっすぐに 掬い上げる  強く強く描いて信じる その背中を さりげなく 押していく  深く深く描いて願い祈る 力強く優しい1行を  探して 探して 探して 失敗連続でも  書き続けていく定め  逞しく繊細な1篇を  探して 探して 探して   試行錯誤でも  書き続けていく覚悟  練りに練った詩 今ここから 淡々と 残していく ---------------------------- [自由詩]未完成な 実存な 不完全な 延長/komasen333[2015年10月19日14時32分] 僕は まだ ここにいる 君は まだ ここにいる 皆は まだ ここにいる ふと思い出す 当たり前のこと ふと思い出す ごく当たり前のこと ふと思い出す 当たり前ではないということ 捨てたもんじゃないと まだまだ捨てたもんじゃないと これだけで  これだけのことで ただ、思い出すだけのことで 流れていく一瞬一瞬で 精一杯 何かを刻み残したくて 精一杯 誰かを抱きしめたくて ああでもない  そうでもない こうでもない  冒険家の心はざわめく 発明家の心はざわめく 芸術家の心はざわめく 浸る感傷まで  次なる観賞へ つなげていくサイクル 浸る感傷まで  次なる感動へ つなげていくサイクル 最悪のすぐ近くに 最高があることを知っている 最低と思えることも  最高になり得ることを覚えている 最狂のすぐ近くに 最強があることを知っている  最凶と思えることも  最強になり得ることを覚えている 不思議なくらい  自然に 回って 巡って 繰り返していく 何もかもが敵になることだってある 何もかもが愛になることだってある 人生だから 未完成でなんぼ 社会だから 不完全でなんぼ 時間をくれよ 未来 俺にもう少し 時間をくれよ 未来 感性をくれよ 現在 俺にもう少し 感性をくれよ 現在 運命をくれよ 世界 俺にもう少し 運命をくれよ 世界 いつまでも 僕らは  嘆き笑いながら そんな身勝手を 延長していく どこまでも 僕らは  泣き笑いながら そんな自由さを 延長していく 僕がいなくなっても 君がいなくなっても 誰がいなくなっても 世界は続いていく  ちゃんと続いていく 少し さびしいけれど 少し むなしいけれど だからこそと  この人生を真剣に  生きていこうとも想える だからこそと  この世界を真剣に  愛していこうとも想える --------------------------------------------------------------------- 【 参考 】 the telephones 「 Something Good 」 https://www.youtube.com/watch?v=K4KNS0xuLb0 ---------------------------- [自由詩]わたし不足 あなた不足 /komasen333[2015年10月24日21時19分] わたしにはないもの 持っているあなただから 自然と惹かれていったのかな あなたにはないもの 持っているわたしだから 自然と惹かれてくれたのかな 補うように惹かれ合って 高め合うように絡み合って 深め合うように混ざり合って わたしに足りないもの 満たしているあなただから 自然と惹かれていったのかな あなたに足りないもの 満たしているわたしだから 自然と惹かれてくれたのかな 足りないもの探し 終止符を打つように 突然 落ちてゆく恋 紡いでも紡いでも すべてはわからなくて すべてをわかることはできなくて 解れても解れても すべては消えなくて すべてが消えてしまうことはなくて 何度目でも その都度 鮮やかすぎて 切なさも含めての幸せで 何人目でも その都度 真新しくて 狂おしさも含めての幸せで わたし不足すると ちょっと切なくなるあなた あなた不足すると ちょっと寂しくなるわたし 足りないわたし 足りないあなた 補うように 自然と 惹かれ合って 【参考】 [Alexandros]  「 Girl A 」 https://www.youtube.com/watch?v=pLMtZiQY6bo ---------------------------- [自由詩]滲んだ抽象際彩色/komasen333[2015年10月28日9時56分] 揺らめいている心象図が手に取るように見える だけど何一つ 気が利いた言葉が紡げない 少しでもいいから 紡ぎ続ける繊細さが僕にもあればと 想い焦がれては項垂れる夜が積み重なっていく  戻れない景色に 君というすべてと あの頃という抽象極彩色が滲んでいる それを手がかりに 僕は僕のままで 居てしまっているわけであって それを手がかりに 僕は僕のままで どうにかこうにかならないものかと 願ってしまっているわけで このままでは駄目なこと はっきりとしている このままでは始まらないこと はっきりとしている だからこそ 今を今日を少しでもマシになるように だからこそ 今が今日が少しでもマシになるように 何ができるかじゃなくて 何をするか 何ができないかじゃなくて 何をしていくか もっともっと突き詰めていく必要がある     あの頃の分も、昨日の分も もっともっと向き合っていく必要がある     あの時の分も、昨日の分も 滲ませてきたすべてを浮かべる   世界の端であろうとも 色づけてきたすべてを浮かべる   世界の果てであろうとも それはきっと何らかの形で いつかに繋がっていくと想うから それはきっと何らかの形で どこかに繋がっていくと想うから 滲ませてきたすべてを浮かべる   世界の端であろうとも 色づけてきたすべてを浮かべる   世界の果てであろうとも それはきっと何らかの形で あの頃にも繋がっていくと想うから それはきっと何らかの形で あの夢にも繋がっていくと想うから 信じて  滲ませてきたすべてを 信じて  些細でも僅かでも 信じて  些細でも微かでも 信じて  色づけてきたすべてを 信じさせて  滲ませてきたすべてを 信じさせて  色づけてきたすべてを ---------------------------- [自由詩]10秒物と10年物/komasen333[2015年11月12日1時13分] 10秒で書く詩もあれば 10年かけて書く詩もある 10秒で届く詩もあれば 10年かけて届く詩もある 時間の長短は 内容と比例しない 10秒で書ける詩もあれば 10年かけて書ける詩もある 10秒で響く詩もあれば 10年かけて響く詩もある 時間の長短は 評価と比例しない 10秒で書くつもりが 10年かけて書ける詩もある 10年で書くつもりが 10秒で書けてしまう詩もある 10秒で届くはずが 10年かけて届く詩もある 10年で届くはずが 10秒で届いてしまう詩もある 10秒で響くはずが 10年かけて響く詩もある 10年で響くはずが 10秒で響いてしまう詩もある 時間の長短は 内容と比例しない 評価と比例しない  満足と比例しない 価値と関係しない ---------------------------- [自由詩]怖くて 恥ずかしくて 良い/komasen333[2015年11月12日12時50分] 怖くていい 恥ずかしくていい 怖くてもいい 恥ずかしくてもいい 怖がりながらでもいい 恥ずかしながらでもいい 怖がりのままでもいい 恥ずかしがりのままでもいい 怖がり屋のままでもいい 恥ずかしがり屋のままでもいい 怖くていい 怖くてもいい 怖がりながらでもいい 怖がりのままでもいい 怖がり屋のままでもいい 恥ずかしくていい 恥ずかしくてもいい 恥ずかしながらでもいい 恥ずかしがりのままでもいい 恥ずかしがり屋のままでもいい 怖くていい 怖いのは悪いことじゃない 恥ずかしくていい 恥ずかしいのは悪いことじゃない 怖くていい 怖くても良い 恥ずかしくていい 恥ずかしくても良い ---------------------------- [自由詩]君って総体は/komasen333[2015年12月2日22時32分] 君って綺麗すぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君っていじらしすぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君ってかわいすぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君って芳しすぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君って魔法的すぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君って儚げすぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君って異次元すぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君って神々しすぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君って幻想的すぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君って無邪気すぎ いちいち伝えずにはいられないほど 君って爛漫すぎ いちいち伝えずにはいられないほど 笑って謙遜してくれるけど もう飽き飽きしてるだろうけど でも 伝えなくちゃならない どれほど 選ばれたとしか思えない 輝きなのかって   いうまでもなく極端 いうまでもなく究極 笑ってあしらってくれるけど もうウンザリしてるだろうけど でも 伝えたくて仕方がない どれほど他人が 同じように言っているとしても いちいち伝えておきたい 君って無敵すぎ ---------------------------- [自由詩]延々とできる季節から 永遠にできない季節へ/komasen333[2015年12月6日13時48分] 延々と吸収できると 思い込めるうちは 若さを自覚しなくても 若さを体現していける少年。 永遠に吸収できないと 気づき始めてからは 限界が明確になくても 限界の尊さを実感していく男性。 誰にもある 誰にもあった 誰にもあるだろう 延々と吸収できると 思い込める季節。 誰にもある 誰にもあった 誰にもあるだろう 永遠に吸収できないと 気づき始める季節。 延々と放出できると 思い込めるうちは 蒼さを自覚しなくても 蒼さを表現していける少女。 永遠に放出できないと 気づき始めてからは 限界が明確になくても 限界の尊さを実感していく女性。 僕にもある 僕にもあった 僕にもあるだろう 延々と放出できると 思い込める季節。 君にもある 君にもあった 君にもあるだろう 永遠に放出できないと 気づき始める季節。 延々と吸収できると思い込める季節から 永遠に吸収できないと気づき始める季節へ。 永遠に吸収できなくても構わないと想える季節へ。 延々と放出できると思い込める季節から 永遠に放出できないと気づき始める季節へ。 永遠に放出できなくても構わないと想える季節へ。 僕にもある 僕にもあった 僕にもあるだろう 君にもある 君にもあった 君にもあるだろう 誰にもある 誰にもあった 誰にもあるだろう 永遠に吸収できなくても大丈夫と想える季節。 永遠に放出できなくても大丈夫と想える季節。 ---------------------------- [自由詩]王道な異端な真昼みたいな真夜中 /komasen333[2015年12月11日6時41分] 迷う時は王道へ振り抜け 悩むときは異端へ駆け抜け 書かないとしっくりとしない 描かないとくっきりとしない 作らないとすっきりとしない そうした意味では病的であると自覚済み 突然、目覚める ふいに、目覚める 確かに選んでいるんだけど 選ばされている感覚に気づくこともある 文化的な宗教的な超自然的な意味などなくとも 確かに決めているんだけど 決めさせられている感動に気づくこともある 政治的な経済的な超社会的な意味などなくとも 平均に位置することが 必ずしも王道を意味しないということ 後々、その平均は異常だったと知ることも 安定に推移することが 必ずしも異端を意味しないということ 後々、その安定は危険だったと知ることも 突然、目覚める ふいに、目覚める 書けばいい ということだと 描けばいい ということだと 作ればいい ということだと まっすぐに信じきって まっすぐに思いきって 王道へと振り抜いていく   真昼のような真夜中 異端へと駆け抜けていく   真昼みたいな真夜中 ---------------------------- [自由詩]気づけば もう、あの大切な君/komasen333[2015年12月18日16時59分] 泣きじゃくる年頃でもなくて もがき苦しむ精神でもなくて だから余計に わざわざ もがきたくなって わざわざ 泣きじゃくったりしたくて         そこにいてくれる だけでよかったのに それだけではよくなくなって    もっと もっと もっと 求めてしまって どんな気分で 応えていてくれたんだろう あの頃 そこにいてくれるだけで 満たされていたはずなのに そこにいてくれることが どれだけ かけがえのないことなのか 伝えるチャンスは何度もあったはずなのに シンプルなことを先延ばしして シンプルなことをなおざりにして シンプルなことを忘れてしまって 気づけば   もう、あの大切に捧げられない 気づけば   もう、あの大切に答えられない   気づけば   もう、あの大切に応えられない あまりにも遅すぎた  素直になるのが あまりにも遅すぎた  自然になるのが 気づけば   もう、あの大切な微笑に逢えない 気づけば   もう、あの大切な言葉に逢えない 気づけば   もう、あの大切な風景に逢えない あまりにもいいかげんだった    君という眼差しに対して あまりにもいいかげんだった    君という優しさに対して  気づけば   もう、あの大切な微笑に戻れない 気づけば   もう、あの大切な言葉に戻れない   気づけば   もう、あの大切な風景に戻れない ---------------------------- [自由詩]ことばは わたしたちを 待っている。/komasen333[2015年12月22日21時44分] 現実は文字を待っている 文字は単語を待っている 単語は言葉を待っている 言葉は文章を待っている 文章は詩篇を待っている 詩篇は文学を待っている 文学は芸術を待っている 芸術は理想を待っている 理想は現実を待っている どんな時代であっても どんな社会であっても どんな環境であっても どんな世界であっても どんな宇宙であっても あなたのことばを 活かすことができるのは あなた自身しかいないから せめて あなただけは 最後の最後まで あなたのことばを活かしていく循環 わたしのことばを 活かすことができるのは わたし自身しかいないから 努めて わたしだけは 最後の最後まで わたしのことばを活かしていく輪廻 ---------------------------- [自由詩]きっと ずっと なんとなく勘違い/komasen333[2015年12月29日19時23分] もしかして  もう1度くらいはあるかも だからこそ この身体は この心象は 今日も張り切って飛び込んでいける なんとなくでも 勘違いでも 大きくなったり 小さくなったり まとまったり 歪になったり 激しくもあるけど 根柢で揺らめき続けていることに変わりはない もし逢えた時には恥ずかしくないように もし逢えた時には笑っていられるように もし逢えた時にはあの頃以上であれるように そのために    今日を一瞬一瞬、狂おしいほどに手繰り寄せ そのために    今日を一生懸命、狂おしいほどに握りしめ そのために    今日を全身全霊、狂おしいほどに抱きしめ どこかできっと逢える    なんとなくだけど 勘違いでも いつかできっと逢える    なんとなくだけど 勘違いでも どこで逢えても 良い意味で 変わらない自分は変わらないまま いつで逢えても 良い意味で 変わっていく自分は変わりながら ---------------------------- [自由詩]段々と 淡々と 蒔く/komasen333[2016年1月14日14時25分] 蒔きに行く 東へ 東へ 東へ 蒔きに行く 西へ 西へ 西へ 蒔きに行く 南へ 南へ 南へ 蒔きに行く 北へ 北へ 北へ 蒔いていく 上に 上に 上に 蒔いていく 下に 下に 下に 蒔いていく 左に 左に 左に 蒔いていく 右に 右に 右に 今日も蒔きに行く 今日も蒔いていく 昨日も蒔きに行った  昨日も蒔いていた 明日も蒔きに行くだろう 明日も蒔いていくだろう 花開くとしても 花開かぬとしても 昨日も今日も明日も 蒔きに行く  昨日も今日も明日も 蒔いていく 段々と 蒔きに行く 段々と 蒔いていく 淡々と 蒔きに行く 淡々と 蒔いていく ---------------------------- [自由詩]陰と謀と論と /komasen333[2016年2月4日9時51分] 「陰謀論」を発見する人 「陰謀論」を発信する人 「陰謀論」を流布する人 「陰謀論」を擁護する人 「陰謀論」を否定する人 「陰謀論」を拡散する人 「陰謀論」を検証する人 「陰謀論」を趣味にする人 「陰謀論」を仕事にする人 「陰謀論」をネタにする人 「陰謀論」を利用する人 「陰謀論」を無視する人 「陰謀論」を忘却する人 みんなちがって、みんな危機。 みんなまちがって、みんな嬉々。 ---------------------------- [自由詩]10代を懐かしむのは21まで。 /komasen333[2016年2月12日11時14分] 19までは10代を満喫。 10代を懐かしむのは21まで。 29までは20代を満喫。 20代を懐かしむのは31まで。 39までは30代を満喫。 30代を懐かしむのは41まで。 49までは40代を満喫。 40代を懐かしむのは51まで。 59までは50代を満喫。 50代を懐かしむのは61まで。 69までは60代を満喫。 60代を懐かしむのは71まで。 79までは70代を満喫。 70代を懐かしむのは81まで。 89までは80代を満喫。 80代を懐かしむのは91まで。 99までは90代を満喫。 90代を懐かしむのは101まで。 100年を懐かしむのは101まで。 101歳からは100代を満喫。 ---------------------------- [自由詩]邂逅、一瞬一瞬一瞬/komasen333[2016年2月18日21時09分] 邂逅、一瞬  だからこそ、駆けようとするんだろう 邂逅、一瞬  だからこそ、綴ろうとするんだろう 邂逅、一瞬  だからこそ、描こうとするんだろう 邂逅 何よりも、誰よりも 一瞬 いつでも、どこでも 邂逅、一瞬  だからこそ、作ろうとするんだろう 邂逅、一瞬  だからこそ、放とうとするんだろう 邂逅、一瞬  だからこそ、繋ごうとするんだろう 邂逅 いつまでも、どこまでも 一瞬 どれだけ経とうと、どんなに離れようと 邂逅、一瞬  だからこそ、咲こうとするんだろう 邂逅、一瞬  だからこそ、奏でようとするんだろう 邂逅、一瞬  だからこそ、滲ませようとするんだろう 邂逅 嘘でも、夢でも、幻でも 一瞬 少しでも、僅かでも、微かでも 邂逅、一瞬 邂逅、一瞬一瞬 邂逅、一瞬一瞬一瞬 ---------------------------- (ファイルの終わり)