ゆうと 2011年6月24日17時32分から2012年5月4日0時33分まで ---------------------------- [自由詩]エクリチュールの星/ゆうと[2011年6月24日17時32分] 灯ったら と思ったら なんでかな すぐ消えた ここでお別れ 夕方五時の鐘 最後にひとつ 一番星をプレゼント たいしたことなくてごめんね できることがすくなくても いつも 想っているよ 灯ったら と思ったら なんでかな すぐ消えた 思い出したけど あれは 流れ星だった そういえば いつも想っているよ ---------------------------- [自由詩]アップルジュース/ゆうと[2011年8月2日16時30分] なくしたもの ここじゃないどこかで 落としてきたもの きっと大事だったもの ああ いつになったら 涙はかたちになるかなぁ アップルジュース 飲みたいね アップルジュース おいしいね 忘れていたけど 思い出した 夜が明けないことを願った 悪魔と呼ばれても 嘘はつけないよ 本気じゃないけど ただ君という人が たまに恋しくなるんだ アップルジュース 飲みたいね アップルジュース おいしいね 忘れていたけど 思い出した 忘れていたけど 思い出したよ ---------------------------- [自由詩]ていねいな朝/テーブルクロス/ゆうと[2011年8月2日16時32分] ・ていねいな朝 順番になくしていく てのひらはきれい からっぽの花瓶に 冷たい水を注ぐ ・テーブルクロス ひろがっていく すみずみまで行き渡るように 白く清らかである 始めようとすることで終わりを試みる 甘い毒のように まぶたの裏に夢を張り付けた あなたはうつくしくなり 透き通った横顔は 幻の花にも似ていた ---------------------------- [自由詩]ink/ゆうと[2011年8月2日16時35分] みんなきらいだよ、きらいだよ、きらいだよ。 それをいうための、 それをいうために、 ぼくというしかばね。 コントロールされている。 「どす黒い感情を葬る場所をしらないか。」 しろいシーツにらくがきしました。 だれもわるくなかったの、 だれもわるくなかったのに、 ほんとうはね、しっていたんだよ。 あいされるためにひつようなのはなんだったの、 ぼくだったの、 なのにどうしてどうしてどうして、 あ。 ---------------------------- [自由詩]リハーサル/ゆうと[2011年8月9日19時26分] ピアノたんたかたん ぼくはひけないしうたえない 楽譜もよめないまま ここまできちゃったのです のぼりつめたの? おちぶれたの? ここがどこだかわかってる?ふりをして とおくをみつめているの 焦点をずらさないで ねらいどおりに あとはやるだけ くちなしの花はコケティッシュ ぼくの脳内は過労死 すくなからずみんな 傷をおっているから 顔はもうない 化粧だけがういて うすい布がうろついている ピアノたんたかたん きこえない音がした みえないはずでも かくれているから いつでてきても おかしくない なにがあっても ふしぎじゃない あたりまえだろ あとはやるだけ あとはやるだけ          あとはやるだけ あとはねるだけ          あとはねるだけ 白いベッドのなかで 抗菌された夢をみる ---------------------------- [自由詩]THE CLOSET/ゆうと[2011年8月9日19時30分] 張り巡らされた白 落ち着きのない床 僕に迫るトイレ 階段から落下 きのうみたよ ここでみたよ ガムでくっついた足跡を 蚊に刺されたの それはあかいの それはかゆいの 掻きむしったらどう 天気が煮崩れ こういう時はメークインまたはゼラチン 冷蔵庫のすき間から 熱風が吹いてくるのです きのうみたよ ここでみたよ 底のない落とし穴を 僕の骨ならいくらで買いますか 値札をあなたに渡しておこう いらなくなったら値をつけて 売れなかったら捨ててしまえ 透明のビニール袋に詰め込まれた嘘の死骸 持病の排気ガスを吐いてゴミ収集車は忘れていった 蝕まれていく世界に降り積もる光の粉 どうか明るい未来を どうか明るい未来を 煙たい道を進む 視界が悪い中 ここまできてくれてありがとう もうおしまいだよ ほんとうに終わりだよ ---------------------------- [自由詩]kiri/ゆうと[2011年8月9日19時33分] かわいそうね かわいそうね きみはもういないのね ぼくは天才だから かわいそうね かわいそうね きみをみているとかなしくなる ぼくは天才だから 高い山にのぼってね そこからみえる夕日が だれにもみせられなくって ぼくはあがいたよ だれのためにときかれたら きみのためだといったけど それはうそだったな きみには感謝してる かわいそうね かわいそうね きみは棺にはいるのね うつくしく化粧をして 花にかこまれてきみは散る ---------------------------- [自由詩]つちにうまる/TOMURAI/ゆうと[2011年8月12日20時40分] ぼくらがまだ人間になるまえのはなしだ。 うそつきばかりがいるから、みんなだまされるし、だますこともへいきで、 みうしなってしまったのだろう。 とむらう、とむらう。 なぜぼくらは人間にうまれたか。 虫でもよかったじゃあないか。木でも。犬でも。猫でもない。 人間とはなにかを考えたところでべつに答えもうまれなかった。 ぼくは無駄なことを考えている。暇なんだろう。 しかし突然ばったりと人は倒れた。死んだのだ。 さっきまで生きていたものが、死んだのだ。 なぜだろう。生きているものはいつかかならず死ぬらしい。 なのになぜ、ぼくは生きているのだろう。いま。 未来へとつづいていっているようにみえて、過去にしかならない、いま。 あ、ぼく、生きていたんだ。 そうか、生きていたのか。 やあ、おはよう。こんにちは。こんばんは。 ぼくは虫を潰した。殺した。死んだ。 あれ、ぼく、生きているのか。 人間というかたちは、どこから呼んできたのだろう。 やあ、おはよう。こんにちは。こんばんは。 とむらう、とむらう。 生きているからね。 とむらう、とむらう。 生きていたからね。 ぼくは残酷なことをしているのかもしれない。 でもそれはぼくだけじゃないからゆるしてもらっている。 いや、おかしいよ。 ぼくも虫とはかわりないかもしれない。 だからいつか潰されるのかも。殺されるのかも。 そうか、死ぬのか。 彼は、死んだのか。 涙いっぱいためてなんのためになるのかわからないけど花をおくってぼくらは とむらう、とむらう。 生きているものの儀式だ。 とむらう、とむらう。 かなしみをいっぱい吸い込まなくちゃ、生きていけないのだ。 きっとぼくらが人間であれ、虫であれ、木であれ犬であれ猫だとしても 死はさびしく、かなしいことだ。 そう、安心していたいね。 ---------------------------- [自由詩]両手/ゆうと[2011年10月20日18時53分] (きみはやさしいね) (いつだってそうね) (そう、ぼくら共犯者さ) (頼りなくてごめんね) (信じれなくてごめんね) (でも、ぼくら共犯者さ) (やめちゃいないよ) (いちどあきらめても) (大丈夫) (無敵にだってなれる) (だって、ぼくら共犯者さ) (ひとりぼっちにはさせない) (させたくないから、しないんだよ) (きみはやさしいから) (ぼくはすきだから) ---------------------------- [自由詩]過去の遺書/ゆうと[2011年11月9日19時25分] 気に入らないから、 きみの死だけを考えているよ。 死ぬことについて。 死ぬことについて。 死んでほしいことについて。 いっしょに遺書をかこうか。 きみが死んでもいいように。 ---------------------------- [自由詩]ビッグ・アップル/ゆうと[2011年11月21日3時29分] りんご みんなりんご みんなりんごにみえるよって いったら あんたどうかしてるよって いわれたの ばかじゃない ほんとにそう おもったの? ほんとにそう みえるわけないじゃない ばかじゃないの じゃあこんどから あなたはりんごね ---------------------------- [自由詩]新装開店準備三昧/ゆうと[2011年11月22日9時30分] ぼく粉々になっちゃえよ そしたら全部やり直せるのに ぼく粉々になっちゃえよ そしたらなかったことになるのに ぼく粉々になっちゃえよ そしたら最初からなかったことになるのに ぼく粉々になっちゃえば そしたら最初からいらなかったってことになるかな ぼく粉々になったつもりで 生まれ変わったつもりで いたいんだよ 失うものはなにもない いま 世界が見違えるほどに ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]サンタクロースの子/ゆうと[2011年11月24日1時25分] いつも“未来ある子ども”という言い方がどうもしっくりこなくてむずがゆいので、その言葉の成り行きを考えたくなる。 たしかに年を重ねれば重ねるほど“あの頃はよかった”とか“ああしておけばよかった”と思うことが増える。 自分の未来はみんなの未来であること、そして年が下の子たちは自分より未来が長いはずであること。 だから“未来ある子ども”というのであって、未来に投資することは子どもに投資することにそう変わりない。 * サンタクロースというのは子どもに投資する大人であって、それが親であってもおかしくはない。 だからサンタクロースが親だからといってがっかりする必要はなく、サンタクロースはもともと親のような存在なのだ。 ただサンタクロースという出来上がったイメージがあるため幻滅してしまうけれど、意味合いは変わらず子どもという未来に投資することである。 親がサンタクロースだということはすばらしく、とてもありがたいことだ。 すなわち子どもは皆、親というサンタクロースの子どもであるのだ。 サンタクロースになることは親(大人)になることであり、親(大人)になることはサンタクロースになることである。 * お金を使うことも、お金を貯めることも、結局は未来への投資なのだ。 だからどちらでもいいし、どちらもそう変わりない。どちらかしか選べないのだから。 なにもかもが未来に繋がっている。それを重ねている。 立っているだけでも前を向いているのだ。 生きているものは皆未来に向いている。いやというほどにその光を浴びる。 それが体にいいのか悪いのかわからないけれど、要は気の持ちようなのだ。 考え方については、いくらでも変えることができる。変えようとしなければ生きづらくなっていく。 “今が楽しければいい”という考えはよくないと言われるかもしれないけれど、“今”だって結局は未来への投資なのだ。 今が楽しくて悪いことはない。今が楽しくなければ楽しくできるようにしなければいけない。 今を楽しくすべきである。それが過去の産物となり、未来への投資になるのだから。 * そう、自分は未来に投資しているサンタクロース。 大人も子どももみんな、みんなサンタクロースなのである。 ---------------------------- [自由詩]a_me./ゆうと[2011年12月30日22時20分] すきとおった あしたには もうない なみだが ふったりやんだり しているなかで きれいだねと いってみたり かなしいねと いってみたり それだけで ときはすぎてくから きれいだねと いってみたり やさしいねと いってみたり きみに ふれてみたり あしたに めをつむったり すこしだけ じかんをとめて ゆめをみたり したい ---------------------------- [自由詩]うつくしいもの/ゆうと[2012年1月5日23時38分] うつくしいもの うつくしいほど ぼくをかなしめる ざんこくに このせかいからはなさない (ほほえむ) ありがとうのうつくしさと さよならのうつくしさ ひかりのうつくしさと やみのうつくしさ それから それでないもののうつくしさ はかなさとうつくしさと それから そうでないもののかけがえのなさ (きみはしってる) だからこそうつくしい このせかいはかなしめる ぼくをつかんではなさない くろいひとみにうつるひかり ---------------------------- [自由詩]ハルシネ/ゆうと[2012年1月8日1時30分] ぼくがいないところに ぼくがいて くらいところでもだんだんと めがなれてきて みえてくる フラストレーション フラストレーション フラストレーションでしょ まるのなか うつる わらえないかお ドッペルゲンガーいるんなら じんせいかわってあげてもいいよ ドッペルゲンガーかくれてばかり ぼくにあいたくないらしい ハルシネーション どうかしてるよ ハルシネーション どうしたいのかな ハルシネーション わかっているよ ハルシネーション きみはただしいことばかりをいう きみはいつも ただしいことばかりをいう フラストレーション フラストレーション フラストレーションでしょ ぬりつぶした そのいろを ぼくはすきになりたい ---------------------------- [自由詩]だれかをころしにいかなくちゃ/ゆうと[2012年1月17日8時29分] だれかをころしにいかなくちゃ いけなくなったらどうするの だれかをころしにいかなくちゃ まっさきにうかぶかおはだれ? ありとあらゆるふこうをころして しあわせになろうといったって きみにはゆうきがないくせに きみにもゆうきはないくせに だれかをころしにいかなくちゃ いつかころされてしまうから だれかをころしにいかなくちゃ やられるまえにやらなくちゃ ---------------------------- [自由詩]きみの正義/ゆうと[2012年1月23日20時14分] ぼくがただしいわけがないんだ、 ぼくがただしいわけが、なく、 ぼくを否定するでもなくただ、 きみのただしさをしりたい。 ---------------------------- [自由詩]携帯電話の壊しかた/ゆうと[2012年1月24日18時56分] うまい文章というのは文末で決まる。 つまりぼくはいつも一言余計なのだ。 ---------------------------- [自由詩]うそみたいなほんとのはなしより、ほんとみたいなうそのはなしのほうがおもしろい。/ゆうと[2012年1月24日18時57分] たくさんうまれて、たくさんしんだのに、 ぼくとおなじひとがいない、なんて、 そんなはなし、あるかい? ---------------------------- [自由詩]C side/ゆうと[2012年2月14日1時09分] きみはしらないかもしれないけれど、 側面 と、 側面 と、 裏側 と、 側面 と、 側面 と、 断片 と、 内側 と、 側面 と、 側面 と、 側面 と、 側面 と、 側面 、 と きみはしらないかもしれないけれど、 ぼくもしらないかもしれないけれど、 だれもしらないかもしれないけれど、 ぼくをしらないかもしれないけれど。 ---------------------------- [自由詩]bero/ゆうと[2012年2月29日11時32分] 強い部分と 弱い部分を 同じ人みたいに みせる ほんとうのぼく という人 へったくそな歌 うたって やけにいいこと 言っちゃったりして だまされない きみを ゆるがない 愛と呼ぶ きみを忘れない ぼくに 恋という名前をつけて ---------------------------- [自由詩]燃えないゴミ/ゆうと[2012年4月3日1時13分] ぼくは、さびしい。 やっぱり、さびしい。 ぼくがすすんでも いなくなるひとはいるし ぼくがとまっているからって いなくならないわけじゃない、 ぼくがはなれたのか あなたがはなれたのか どちらともなのか わからないけれど はなれてしまう いつのまにか はなれてしまう そんなときがきて、 そんなふうにおもうときがあって、 ぼくは、さびしい。 やっぱり、さびしい。 だれもいなくならないでほしいとか なくしたくないとか わすれたくないとか おもってしまうから、 はなれてしまうと こえがとどかなくなって どんどんどんどんきょりがあいて もう、なにをしても とどかなくなってしまうのが ほんとうにこわい、 さびしい。 ふとおもいだすと とてつもないさびしさにおそわれるんだ、 すててえたものは ほんとうによかったのかな それで、よかったのかな とりもどせないかこのはなしをしても むだなのはわかるけれど くりかえしたくないあやまちでも あるかもしれないんだよ、 ぼくは、さびしい。 やっぱり、さびしい。 ありがとうをつたえつづけていきたいのに いつかとどかなくなってしまうんだ、 じんせいとはそういうものだと おとなたちがいったって ぼくは、さびしい。 やっぱり、さびしい。 おとなになればなるほどさびしい、 ゴミがふえていくようなさびしさは やっぱりもえないものなのかな。 ---------------------------- [自由詩]マネキン・コンプレックス/ゆうと[2012年4月3日1時17分] だってさ、 くべつしないと わかんなくなっちゃうんだもん かわってる、かわってる、かわってる、ひと きみおかしいよって よくいわれるひと きみふつうだねって よくいわれるひと かわってる、かわってる、かわってる、ひと あかがにあうひと あおがにあうひと どちらもにあわないひと まねできないひと みんな、へんだね ふつうだなんて おかしいよ みんな、へんだよ ふつうでいられるはずがない こんなにへんなひとにかこまれて ふつうじゃないひとにかこまれて ふつうでいられるはずがないでしょ かわってる、かわってる、かわってる、ひと かわってく、かわってく、かわってく、もの かわってる、かわってる、かわってる、ひと かわってく、かわってく、かわってく、こと ---------------------------- [自由詩]交通安全教室/ゆうと[2012年4月18日16時13分] からだのどこかでおぼえてる。 きみのこと、いくつかのこと。 ひとにはいえないような、 ひとのことはいえないはなしをしよう。 青信号であしたはすすみ、 赤信号できのうはとまる。 きょうはいつでも黄信号。 走らなきゃ、まにあわない? 走ったら、あぶない? 注意深くね、でもすぐ決めてね。 黄信号は点滅しているの。 いつでもそうだよ、あぶないよ。 きみが生きてるのはふしぎなんだよ。 めぐりあわせって、なんだろね。 からだのどこかでおぼえてる。 記憶のなかにはだれかいる。 だれだろう、きみは、いつからそこにいるのかな。 忘れたころにやってくる、 涙と当たった景品は、 きみのおかげで手に入れた。 きみのおかげでなくしたなにかの、 代わりなのかもしれないけれど。 青信号はつたえているよ。 だいじょうぶ、すすんでおいで。 ぼくがいつまで生きるかどうか、 答えはしないやさしさと、 先のみえない道のうえ、 青信号はよんでいる。 ぼくを待っててくれている。 ---------------------------- [自由詩]やさしいきみのなか/ゆうと[2012年4月30日1時13分] ぼくのこと、しってるの? おぼえてて、くれてるの? ◇ ありがとうとごめんねのあいだのやさしさ。 ◆ たいしたことなくても、ほめてもらえたよ。 こんなぼくでも。 すごいね。えらいね。って こんなぼくなのに、ほめてくれたよ。 ◇ きみのなかのぼくが、やさしかったらうれしい。 ◆ ほんとうに?って、きかなくていいよね。 ◇ ぐうぜんって、かさなるね。 いいことも、つづくんだね。 ◆ ぼくはこんなにしあわせじゃいられないから、 また、ふこうになります。 そうしたときは、また、あいましょう。 また、しあわせになれるように。 ---------------------------- [自由詩]夕闇さん/ゆうと[2012年5月1日0時52分] 日が長くなるにつれ、ぼくの寿命はちぢみ、 日が短くなるにつれ、ぼくの寿命は延びる。 「なんだこれ、なぞなぞ?」 「いや、なんとなくの感覚です。」 ---------------------------- [自由詩]コントロール・コントロール/ゆうと[2012年5月2日17時41分] ブレーキをゆるやかに緩めていく コントロール、コントロール きみの操縦席のとなりに 相席をつくって きみのとなりにいられたら いいな たまには代わるよ 姿を消したりしないから コントロール、コントロール 壊れないように やわらかくなろう 痛くないように 今よりずっと やわらかくなってみせよう きみがおどろくほどに ぼくもおどろきたい コントロール、コントロール ゆるやかな坂道を上る ゆるやかな坂道を下るように、のぼる ハンドルを握るのはぼくだから ぼくを転ばせたりしない 落っことしたりしないように 鞄はちゃんと閉めておく コントロール、コントロール きみがいてもいなくても 大丈夫、と言えるように 終わらないからつづく 終わらないように コントロール、コントロール ---------------------------- [自由詩]ブラックリストのナンバリング/ゆうと[2012年5月2日17時43分] ぼくはそう、凶悪犯にだってなれた。 無敵だってなれた。 ヒーローにだって、 そう、 なれるはずさ。 ---------------------------- [自由詩]アイスクリームのおいしい季節/ゆうと[2012年5月4日0時33分] えいごもさんすうもできなくてごめんね、 きみをあいすことはできるかなあ?こんなぼくでも、 。 だってがっこうではおしえないんだって、 せんせいがいってた。 がっこうでおしえないことは、 どこでわかるのかなあ。 あしたきみんちいってもいい? ジュースのんでゲームでもしよう。 うたうたったりもしたい。 こくごもしゃかいもわからなくてごめんね、 そんしてばかりいるけれど、 なくしてばかりじゃないんだよ。 きみをあいしたいとおもった、 こんなぼくだって、 。 すてきなぼくになってみせるよ。 ---------------------------- (ファイルの終わり)