服部 剛 2013年6月11日22時33分から2013年10月21日18時52分まで ---------------------------- [自由詩]朝の目覚め /服部 剛[2013年6月11日22時33分] 心象の野原に並ぶ  秋桜の群のひとりは  しきりに、揺れて  無音の声で僕をみつめ、囁いている  花弁の淡い唇をみつめるほどに  野原は時のない国になり――  若き日の父母の間に  手をつなぐ  無邪気な僕の笑い声が  はっきり響く、夢の青空    *  目が、覚める。  暗がりの、朝。  雨戸の細いすき間から  一条の日がこちら側に射している  そういえば――  風邪をひいた妻と子は下の階だと、思い出し  のびをする  ---------------------------- [自由詩]弘法の池 /服部 剛[2013年6月20日21時37分] 弘法の池の隅にある  小さい洞窟の中に  水に身を浸し、両手を合わせる  弘法大師が立っていた  揺らめく水面に映る  弘法大師は目鼻の無い顔で  鏡の世界から こちらを視ていた  僕も身を屈め、両手を合わせる。  池の周囲の木々の間を  はらはら若葉をはためかせ  一陣の風が、吹き抜けていった  ---------------------------- [自由詩]窓を開ける /服部 剛[2013年6月20日21時41分] 風を入れよう  部屋の窓を開けて――  カーテンが膨らみ  風が巡れば  生々発々と充ちてくる  我が心はまっさらな  空になる  ---------------------------- [自由詩]ブラームスの海 /服部 剛[2013年6月21日23時36分] 名曲喫茶ライオンの店内は   五十年前のコンサートが流れ  ブラームスの魂が  地鳴りを立てた、後の静寂(しじま)に――  (ごほ…ごほ…)  無名の人の、堪(こら)え切れない咳込みは  幾度も、幾度も、ホールに響く  まさか予想しなかっただろう  その人は、自分の咳が  五十年後の名曲喫茶に  ふらり訪れた僕の気に留まるとは  無名の人よ、あなたは  今、何処にいるのか  もしくは風になったのか  僕がコンサートに行って、もし   (ごほ…ごほ…)と咳込んだら  五十年後の誰かも、聞くかもしれぬ  ――思い巡らせ瞳を閉じた、暗闇に  いつしか、時を越えて広がってゆく  ブラームスの海  ブラームスの空  ブラームスの夢  波間に輝く黄金(きん)の音符等を  絶え間なく、明滅させて  ---------------------------- [自由詩]質問箱/服部 剛[2013年6月21日23時59分] 口下手で悩んでいた、僕は  ある日突然、目の前にいる人が  ?の文字を秘めている  黒い人影に視えてきた  その人の瞳の奥にある   不思議を求め  些細な一つの質問で  もしも、口が開いたら――  質問箱のような  心の引き出しの中には  どうやら 謎めく宇宙が広がっている  ---------------------------- [自由詩]朝の声援 /服部 剛[2013年6月24日20時51分] 朝、カーテンを開いたら  眼下に広がる野原に幾千人のブタクサが  黄色い房の身を揺らし皆で何かを言っている。  物書きを志す故(ゆえ)に   家族に慎ましい日々を送らせてしまっている  痩せっぽちな主の僕の傍らに立ち、妻は言う。  「ほら、草々もあんなに   声援を贈ってくれているじゃない」 カーテンを閉め、背を向けて  (よっしゃ!)と心に気を入れて  一歳の周の寝顔をじっと…見てから  玄関のドアを開き、車の助手席に乗る。  妻の運転する車は、僕を乗せて  風に靡(なび)いたブタクサ達の  合唱を背後に 今日の糧を得るべく現場へまっしぐら――   一本道を走っていった  ---------------------------- [自由詩]まかせる /服部 剛[2013年6月24日21時15分] 私は人に、まかせます。  一つの大事なお仕事を。  おまかせするということは  人のこころにいらっしゃる  神におまかせすることです。  そうして神のお返事は  日々、目の前にあらわれる  こころを通していただきます。  ---------------------------- [自由詩]谷中日和  /服部 剛[2013年6月24日21時30分] 谷中ぎんざの通りには  石段に腰を下ろした  紫の髪のお婆さんが  せんべいを割り  群がる鳩に蒔いていた。  向かいの屋台は  木の玩具屋で、おじさんは 「ほれっ」とベーゴマを   巻いた糸から台の上に、放ち   野球帽の少年に手本を見せた。  今は亡きちいたけおさんが  旨そうにメンチをほおばる 写真のある店で  僕もメンチをほおばりつつ  色々な店で人の賑わう  谷中ぎんざを、ゆっくり歩く。  遠くから、喪服姿の青年と  遺影を両手に持つ父親の  不思議なほど日に照らされた  親子三代のほほえみが  僕の傍らを通りすぎていった。  ---------------------------- [自由詩]水彩画 /服部 剛[2013年7月14日22時51分] 雨は、あなたを育むでしょう  私もいろいろな雨に、降られました  きりさめ  にわかあめ  長い長い雨だれの音が  ぽつり、ぽつり、と滴るごとに――   潤う土の根を伝い  茎を伝い  身を寄せる紫陽花達の色彩は   心の画布に滲むでしょう    ---------------------------- [自由詩]精神の木 /服部 剛[2013年7月14日23時04分] 僕、という人の  頭蓋骨にぴし、と亀裂が入ったら  無数の 存在 という二文字があふれ出て  ばらら、ばら、ばら  僕の周囲に散らばり、落ちた。  ふいにしゃがんだ、僕は   存在 という無数の文字を  夢中で両手に掻き集め  頭蓋骨の割れ目から  しゅる、しゅる、しゅるる…  もう一度、入れた。   ――この体内には精神の木がいるらしい――  今、この瞬間(とき)も   みるみる枝葉を広げている    ---------------------------- [自由詩]窓辺の日記 /服部 剛[2013年7月14日23時15分] 明日は誰にもわからないので  次の頁(ページ)の空白に  栞を挟み、ぱたんと閉じて  日向の机に置いておく――  ---------------------------- [自由詩]風鈴の絵 /服部 剛[2013年7月16日20時10分] 暑中お見舞い申し上げます――   越後湯沢の詩友から届いた風の  便りには自筆で風鈴の絵が描い ており、葉書の真中の空白から  ちり〜ん と風に靡く紙の下から密やかな 鈴の音が、鼓膜の内に響きます。  いつの時代も人は言葉で  日頃は引き出しに 仕舞っている  密かな思いを伝えます。      時に詩人は言葉にならない 祈りを    風にのせ   青々とした夏空へ、放ちます――    ---------------------------- [自由詩]風のひと /服部 剛[2013年7月16日20時42分] 緑の庭の階段で  座る少女に  覆いかぶさる葉群から  木漏れ日はふりそそぎ  何かを両手に包む、少女は  嬉しそうにこちらをみつめ  テラスの椅子は かたかたっ…と風に揺れ  静まり返った真昼の庭に 体を持たない誰かが  テラスの椅子に、腰かけた     ---------------------------- [自由詩]聖銭(ひじりぜに)  /服部 剛[2013年7月23日23時22分] 僕がある記事を書いて  入ったお金を  そのままぽんと、妻に渡そう。  なぜなら妻は、もうすぐ2歳の周を抱えつつ  僕の書いた原稿を活字に打ってくれたり  郵便ポストに入れたり 手づくり詩集を印刷したり      深夜に駅まで車で迎えに来てくれたり  原稿料を渡すだけじゃあ、足りないか…  僕の原稿による臨時収入は  そんな理由(わけ)で(タダ)で、いい。  妻は無償のこころで働き  僕も無償のこころでペンを持ち  天下を回り回って  お金というものが、もし  愛を帯びたものに変換されるなら――  一枚の小銭さえ  瞳を閉じた闇の中   ちゃりーん、と尊い音(ね)を立てる  ---------------------------- [自由詩]木のひと /服部 剛[2013年7月23日23時39分] 生後数ヶ月で両目を摘出してから  声と言葉を発しなくなった彼女は  木の世界の土壌に根を下ろし  大人になってゆきました  ある日、遠くから来た旅人は  人に話せぬ深い悩みを打ち明け  彼女はぐいと腕を引き寄せ  旅人の背に、手をじっと当てました  悲嘆の人の傍らで  彼女は黙する木のように  何をするでも、語るでもなく――  旅に疲れ、影に覆われた  その顔に  ゆっくり日向(ひなた)は広がります  無明の世界に生きる  彼女の無言の祈りによって  ---------------------------- [自由詩]地球の夢  /服部 剛[2013年8月1日22時39分] 心を見た人はいません。   心に手をふれた人もいません。   それでもみんな  心の場所を知っています。  もしも心がなかったら  今日のあなたは、笑わない。  昨日の私は、涙を流さない。  人だけに、人だけに、あるものを  吟味する瞑想の夜――  宇宙(そら)からみつめた地球のなかにある  人類というふしぎ。  人類のなかにいる、唯一の顔である  私というふしぎ。  胸の裏側にひろがる心の闇に   ぽつねんと独り浮いている  青い地球というふしぎ。     ---------------------------- [自由詩]神殿  /服部 剛[2013年8月2日23時59分] 無数の髪は今日も伸び  目は開き  耳は聞き  鼻は吸い  口は吐く  首は支え  手は掴み  左の胸は一生涯とくり、とくり、と脈を打ち  腹は昼頃、鳴るだろう  そしてお尻はもよおすだろう  夜間の精巣に種は増殖し  目覚めれば  この両足は今日も何処かへ、私を運ぶ  全てはその時々  脳が指令を出しており  脳を(創造した者)は  自らの姿を世に現すこともなく  時に  風となり  雲となり  草や花や蝶となり  頭上に広がる青空は  全ての存在に無言で(よし)と云うだろう――  僕を  あなたを  ありのままに流転する、この美しく汚れた世界を   ---------------------------- [自由詩]日々の麺麭  /服部 剛[2013年8月13日23時34分] 目の前に、焼きたての  丸い麺麭(ぱん)がある。     何の変哲もないその麺麭は  その少し凹んだ丸みは  その味わいは、きっと  世界の何処にもない たった一つの麺麭である。   「人は、見える麺麭のみに生きるにあらず   目に見えぬ麺麭、によって生きる   」  そんな不思議な声が  背後に囁いている気がして、僕は  何の変哲もない今日の日が  世界の何処にもない一日だったか?  齧(かじ)った麺麭を味わいながら、考える――  数日前に中年の父親を亡くして  仕事を休んだシングルマザーの同僚に  友情の手紙を書いた日の、夕の食卓。   空(から)になった皿の上には  少し凹んだ丸みで  虚ろに透けた、麺麭がある。   ---------------------------- [自由詩]機関車男  /服部 剛[2013年8月18日18時55分] どうすれば僕は   急坂さえも一気にのぼる   機関車男になれるだろうか?   この腹に内蔵された   エンジンの蓋を開けたら   思いの他にぼうぼうと      炎は燃えていたのです   蓋をばたん、と閉めた後 遥かな明日の方角へ        のびゆく線路の旅をみつめれば ふつ…ふつ…ふつ…と、鼻息荒げ           頭の煙突は熱を帯びてくるのです――           まず、目の前の 坂をのぼって曲がりくねった後   だんだん遠くに見えてくる   明日の駅を目指して   僕という名の機関車は、今   無心でゆっくり、走り出す   ---------------------------- [自由詩]少年の靴  /服部 剛[2013年8月31日23時38分] 道の先には置き忘れた   少年の靴が、ひとつ    夏の日に照らされ輝いていた。   靴は近づき、通りすぎ、遠のいて――   ふり返るとやっぱり輝いている   あの少年の靴   いつのまに大人になっていたのだろう?   いつから置き忘れていたのだろう?      あの、路上の星の、輝きを   頬に汗の伝うままもう一度、踏み出せば   旅の歩調は何処までもゆくだろう――    胸の鼓動は何処までも高鳴ってゆくだろう…   夏の日に反射する道は未知へ繋がり   僕が僕になる為の   題名の無い今日の舞台へ   交差点のシグナルが、青になる。 ---------------------------- [自由詩]風の手紙/服部 剛[2013年9月10日21時08分] 追分の池の周りの   畦道は   木漏れ日の光と影が交差して   晩夏の蝉は   静かにじぃ…と経を詠む   くっきりと膨らむ雲は 絵画の空を、東へ移ろい   池の向こうの緑の木々も     風の行方に身を傾(かし)げ   私の目の前を埋め尽くす   背丈の高い草群は   わらわらめらめら揺らめいて   ――この世界の交響曲を、指揮する者は   追分の空の何処かに そんな予感を 葉擦れの囁きに聴きながら   ベンチへ腰かけた、私の膝の木漏れ日に   枯葉の手紙が一枚、落ちてきた   私はそれを栞(しおり)にして   誰かと交わす約束のように   そっと「美しい村」の頁に挟んだ   ---------------------------- [自由詩]まほろばの声  /服部 剛[2013年9月10日21時24分] 在りし日の作家が住んでいた山荘に入り   籐椅子に腰を下ろした旅人は瞳を閉じる。   傍らの蓄音機から流れる古びたショパン  のバラードと窓外で奏でる晩夏の蝉のコ ーラスの二重奏に耳を澄ます――開け放 たれた窓から忍び寄る風の霊気は彼の首 をそうっと撫で、蝉等のしきりに鳴く声  を翻訳しようと思い立った彼は、机上に 開いた日記帳の空白に、言葉を綴る。   汝の生を炎の如く、全うせよ――   ---------------------------- [自由詩]山荘の灯  /服部 剛[2013年9月10日21時31分] 古い山荘の天井から   電球が外れたまま、黒いコードが 吊り下がっている  あそこに   寒村の夜をも照らす   ひとつの明るい電燈の   幻を視るのは   霊の世界にいるひとと 密かに   交心することかもしれぬ――      ---------------------------- [自由詩]被災地の犬  /服部 剛[2013年9月15日23時25分] 僕が思春期に可愛がっていた 片瀬江ノ島駅に住む、野良猫ニャー子は   破れた恋に涙を流す学ラン姿の僕に寄り添い   顔を膝にこすりつけ   (にゃあ)と優しくひと声、鳴いた   僕と出逢う前の妻が   母の介護と仕事に追われていた頃   病の老犬クロはすくっと立って   走り出し、家の外の塀から身を捨てて   体を震わせ、世を去った   ある作家が戦後まもなく満州から去る時 連れて帰れぬ愛犬クロは二本足を揃えて   遠ざかる道で、いつまでも見送っていた     *   東日本大震災から2年以上の月日が流れ          被災地・わんニャン写真展と詩人の朗読を   皆で分かち合っている今日、無数の犬や猫達が      私達に呼びかける(わん)と(ニャン)の合唱はひそやかに    会場内に木霊(こだま)するのを、私達の心の耳は聴くでしょう   今日・今・この時も―― 被災地の家が流れた更地の犬は    年老いた主人が更地の向こうから 歩いてくるのを、待っている  体の透けた二本足を揃えて   ---------------------------- [自由詩]夢の階段  /服部 剛[2013年9月22日23時50分] 闇に揺らめく蝋燭の火をじっとみつめて   僕は問う   ――どうすれば夢は叶う?   ふいに背後を行き過ぎる謎の影は   声無き声で囁いた   ――その階段を一つずつ上るのみさ   ---------------------------- [自由詩]禅の教室/服部 剛[2013年10月3日19時45分] 夕暮れの無人の教室に入った私は   黒板に、白いチョークで   自分のからだを描き   胸には 我 と一文字書いてみる   (その顔は、何処か悩んでいるようで)   黒板消しで、さっと 我 の文字を消し   代わりに ○ い入口を書いてみる    (そこに新たな風は吹き――)      夕暮れに染まり始めた教室で   椅子に座り、机の上に開いた古書は   惑う私に語りかけ   「心の窓を開いたら    何処からか吹いてくる    あの風に    あなたの生をまかせなさい」   夕闇の誰もいない教室で   私は古書をぱたんと閉じて、目を瞑(つむ)る――   ---------------------------- [自由詩]はじまりの日/服部 剛[2013年10月8日21時11分] 川の畔の土手に腰掛け   考える人、のポーズを取る私を   周囲で風に揺られる秋桜(コスモス)の花も   飼主に引かれ、小道を従いてゆく犬も   みんな秋の琥珀の黄昏に包まれて     各々(おのおの)時の川の流れる夕闇へ――   遠い都心のビル群の   影絵のあい間に陽は沈み   明日の陽はふたたび   東の地平に顔を出す。   そうして私は自らの    新たな産声を(第六感)で聴くだろう――   川の流れる夕闇の先へ   広がってゆくいのちの海よ    私も、花も、飼犬も、樽の姿で   からだに空いた一つの心という穴に   風の息吹のふき抜けるまま   海の彼方(あなた)に浮いています。   それぞれの夜を越えて明滅する、星空を仰いで――   やがて明け方の空に昇る 朝日の宝石は散りばめられるでしょう  世界の初めの日のような   ひかりの海に   ---------------------------- [自由詩]タイの締め方  /服部 剛[2013年10月12日23時55分] 今日は横浜詩人会賞の授賞式。   司会を務めるわたくしは   天の恩師の形見を   スーツの内ポケットに忍ばせ   会場ホテルのトイレに入り   シャツの襟にゆるり、巻く。   ネクタイをする時は、鏡を見ない。   手を止めない。思考しない。   くるくるするりのキュ!っと、引く   そういえば   いつかの天使は言ったっけ。   ――何事も考えちゃあ、駄目なのよ      ---------------------------- [自由詩]老人と魚/服部 剛[2013年10月15日23時28分] 老人は、もはや泣くこともなく   日がな寺の石段に腰かけ、笑うこともなく   そうして人は   化石になってゆくだろうか――     *   昨晩、偶然、点けたTV画面から   私に向かって、確かに微笑む    美術館の  高村光太郎の彫った、魚の顔。     *   一体の魚の内に響く幽かな、心音…   老人という化石に秘めた、木魚の音…     *   もし、日に照らされたら   瞬時に光る     美術館に置かれた、魚の   寺の石段に座った、老人の  目   ---------------------------- [自由詩]ちぐさにて  /服部 剛[2013年10月21日18時52分] 黒光りのレコード盤が   プラスティックケースの中で   いつまでも、廻ってる   ゆーるりるりるーゆーるりるー…   傍らに立てかけられた   紙のブルージャケットの   ソニーロリンズの黒影は   サキソフォンの黄金を   危うく、ぎゅ…と抱きながら   いつまでも、スイングしてる   モダンジャズ喫茶・ちぐさにて   僕は、床で、踵を鳴らし、   身をゆらし、背後の窓のすき間から   透きとほった手で、首筋撫でる、そよ風は   ロイヤルミルクティーのみなもを、ゆらす   ひゅーるりるりるーひゅーるりるー…   ゆーるりるりるーゆーるりるー…   ひゅーるりるー   ---------------------------- (ファイルの終わり)