百均 2014年9月12日18時19分から2017年6月20日18時35分まで ---------------------------- [自由詩]扇風機の口癖(ゴル投稿)/百均[2014年9月12日18時19分] 「扇風機の口癖」 我輩は扇風機である。名前はDY-301P(MW)私はこの名前が好きではない。 私は、汚らしい部屋の扇風機として、誰もいない部屋の中の風を煽っている。そう主人が消し忘れたのである。酷い話だ。主人は専ら、何かと、事あるごとに、地球温暖化、地球温暖化!などと喚く輩なのであるが、そもそも私を付けっ放しにして、頻繁に外出している時点で駄目だと思う。 扇風機の首は動かないよう固定されているので、万年コリが激しい。今日は特に子供が家庭の扇風機だったので余計だった。私達扇風機は、毎日同じ景色に風を送り出さねばならない為、一週間毎に、他の扇風機と中身だけ入れ替わることが許されている。 「ワレワレハ〜ウチュウジン」 しっておるわ、皆宇宙人だよ、宇宙人じゃねぇ奴いねぇよ!ってか虫歯だらけのきったねぇ、口内見せつけてくんじゃねぇよ! …とか、昔はそんなことが多々あったのだが、今の子供達はゲームに夢中で殆ど私に話しかけてくれない。最近では羽の無い扇風機が流行り出したとか、ブレードが危ないからそれにしましょう、とか、いやいやいや、そしたら宇宙人できなくなりますよ!奥さん!とか、もう言えなくなってしまった。誰か私の首を動かして欲しい。 ある時私は、一人の男の長い長い話の聞き役になったことがあった。男は「俺はダメな男だ」と、自分の恵まれない生い立ちから、23になるまで経験した、様々な出会い、音楽、物語、恋愛、最近振られたこと、今大学にいっていないこと、文学なんて全く興味が無かったのに、偶々時間つぶしに立ち寄った古書店で、見つけた本が、男の人生を悪い方向に変えてしまったこと、悪い方向に変えたのを文学のせいにしている自分に嫌気がさしたこと、そんなことを、私に宇宙人しながら、休むことなく話しかけてきた。非常に退屈であったが、その話にでてきた「我輩は猫である」という言葉だけは何故か記憶に残ってしまった。それ以降、私は一人自分の回想に耽る度に我輩をつけるようになった。我輩は扇風機である。なんかいい響だなぁ、と思う度にそう思う。 羽の前につけられた、網の、内側の埃が溜まってくる季節になると、私達の役目はだいたい終わる。ただ、役目が終わったからといって、必ずしも冬眠出来るわけではなく、仕舞うのが面倒な主であった場合、私は雪を見ながら冬を過ごす。雪、というのは大気上にある、小さな汚れに水分が付いて結晶化したものであるから、ようは汚いものなのだと、男はいった、子供は新しいゲームに夢中で、奥さんは家に中々帰ってこなかった。地球温暖化はイルミネーションの電力の無駄遣いを何ちゃらといって、部屋の明かりを付けっ放しにしたまま3日も帰ってこない。私は一人誰もいない部屋の中で、羽を再び回すことの出来る季節を待ちわびている。 私は雨に打たれている、酷い雨だ、隣には一口も食べられることなく捨てられた野菜が生ゴミとして、捨てられている。お前はカラスに食われるからいいではないか、私にはもう電力がないから、どうすることも出来ない。朝起きるのが面倒な付近の住民達が夜、雨の中様々なゴミを私の顔にぶつけては、タイマーの所に臭い吐瀉物を巻き切らしていった。中に内臓されたモーターが壊れては、修理に出すよりは新しいものを買った方が安いからと、お前は役立たずだと、私は待ち続けた、つもりゆく埃が雪掻きされることはなく、ひたすら、洗い流してくれたのは、黒い雨だった。 その時、風が私の羽をなぞるように押して、回してくれた。いつも回した風が私をまわしていた。雨の勢いはいよいよ増して、私は周り続けた。 私は薄れゆく意識の中で色々なことを考えた。いや、ここでくたばったからといって死ぬわけでもないのだが、それでも、我輩は扇風機である。名前はDY-301P(MW)私はこの名前が好きではない。だが、回らなくてはならない。それが私の使命なのである。 雨と風と人間と生ゴミとそれらを啄むカラスをも包みこんだこの場所で、私は朝を見るのだ。 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4841048#10648297) ---------------------------- [自由詩]透明な月がのぼる場所(ゴル投稿)/百均[2014年9月12日19時09分] 過子、という女の子がいた。 もしかして、過子ちゃん? と、何回尋ねられても過子は いいえちがいます と答えた 町の明かりが年中点いているこの星では 限られた場所にしかすむことができない もうすこしで掘りつくしてしまうかもしれない という噂が流れてから 長い時が経つが その間に虫達は肌の色を変え 僕たちには見えない音を重ね 何か話しているようだ これからのこととか 過子、は 初めて髪を思い切ってのばすことにした でもここでは水はとても大切なものだから 誰も話かけてくれないようになった それとは裏腹に 水色は遠い昔に奪われてしまった、から、 過子は髪を洗うのがいやだった ベルトコンベアから流れてくる石の量が、極端に減り始めた 大人達が首を傾げながら地図を広げては、あれこれと難しい言葉を 小さな声で、でも皆には聞こえるくらいの大きさで発話し、同じ内容の会話を繰り返していた 昨日大規模な落盤が世界各地で相次ぎ 僕の友達の友達の両親が、その事故現場に駆け付けたという話を受けて 怖いとは思ったが、でもまぁどうでもいいやとおもった、 家に帰っても部屋にはゴミ捨て場でひろった電気スタンドしかない 過子は無数の貝殻で埋め尽くされた浜に来ていた 貝殻の中には黒い炭酸水が土くれになって詰まっており これらが多分に含まれた海水を浄化して女達は髪を洗っていた それが、どうしてもいやだった まもなくドアがしまります と駅のホームから錆びだらけの、二両編成の電車が、錆びだらけのホームから発車した瞬間に、近くで崖崩れが起きた。幸い負傷者はでなかったが、次の電車に乗る人の数は増え、町の新聞にも大きく取り上げられ、またホームは町は家はホームは、と限りなく続く循環の中で錆びていき、寂れていった。馬鹿みたいなこといってないであんたもここからでていきなよって、いわれたが、とっさにだれかが何かをいいかえして、それをだれかが聞こえるか聞こえないかくらいの大きさの声で言い返した。その間、だれも作業をやめなかった。 過子はオカリナの吹き方を知っていたから 黒い森の中をいくら歩いても 迷うことがなかった 虫達の騒めきと鳥達鳴き声は静かではなく饒舌だった 言葉をしらないのではなく言葉なんていらなかった 過子は森の奥で進む度に靴を脱ぎ 髪を纏めていたリボンを解き 靴下を脱いで 防護服を外し 最後にマスクをとった 白いワンピースを着た過子の裸足が苔の上に次々跡を残していった、 そしてまだできたばかりの洞の中に入ると 過子は動物達の開く演奏会の小さなステージに立って 名前の忘れられたうたを歌った 僕はそれに火を放った 僕はこの星に残された森を焼き払うようにいわれた 僕は少しだけ反対し 彼もそうだなといって ブラインド越しに星一つない空を見上げた けれど、僕たちはすでに夜という言葉すら失いかけていた 林の中でいくつもの見たことのない生き物や木々の細かい腺、葉の形が見えた 草花を見た、けれど僕にはそれらをうまく形容する言葉も、意識もなかった その時、奥の方に白い影を見たようなきがした 「なにかあったのか」 「いや、」 僕の目は足は影を追っていた 僕は初めて人から貰った無線機を地面に投げ捨てた 光に包まれた最後の日に あらゆる場所で あらゆるものが崩れていくなかで あらゆる温度がすり減っていくしかない 穴だらけの場所で 穴ひとつない空を仰いでは 穴を掘り続け 最後に点けた炎が あらゆる比喩を纏めてそらにうちあがると 僕に見えなかったものを映し出した 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4850616#10667845) ---------------------------- [自由詩]さそりの星(ゴル投稿)/百均[2014年9月13日10時11分] ・ きみにあいたくなった 「きみってだれだよ」 「しらねぇよ」 「しなねぇのかよ」 「きみだよ」 きみのことが好きだった。 明日、晴れる保証なんてないのに 唇はあおくそまり、どれくらいあおいかって、いや、あお、じゃ、つつめないくらい、 くらい、ずっときみのことが好きだった 「きみってだれだよ」 「おれだよ」 「ぼくだよ」 「わたしだよ」 「みんなきみのことあいしてる」 「すきってことばじゃいいあらわせられないくらい」 「あいってどれくらいあい」 「しらねぇ」 「ずっとぼくのことがすきだった」 よ よ、よ。      よよよ。 ・ となりでしんでるみたいにねているかおを ふらいぱんでこがしたくなったよ。 ・ それくらいあいしてる 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4856871#10684375) ---------------------------- [自由詩]ぼくらが旅にでない理由(ゴル投稿)/百均[2014年9月15日12時05分] 「そんな昔でもないんだが、俺には昔の話をしようと思う。」こういう始まりをもって、男は私に色々な話をしてくれた。色々っていうのは細かく説明しようとすると恐ろしくてしょうがなくなるくらい色々で、だから私は話の内容なんて忘れてしまって、ただ男は男だということと、そしていつも歩きながらお話を考えていること、年に一回私に話をするためだけにこの町に帰ってきていること、そのついでに子供達を集めて旅の話をしている事。それだけを、覚えることにしていた。 ある日、この町の掲示板に「『僕らが旅に出ない理由』というお題で何か書きなさい」という宿題が出され、町人達は皆、頭を悩ませた。ある人は図書館でそれらしい言葉を改変してそれらしく一つの作品に仕上げて王様の元へ献上したそうだが、なんと翌日の朝、首をはねられたらしく、そのせいで町人達はものすごく慌てた。その時、私に一人の少年がやってきて、花束をくれたんだけれども、私は首を傾げるほか、どうすることも出来なかった。少年は帽子を深くかぶり直してその場を走り去った。 提出期限は今日の24時までだった。だから、昨日一日がかりでこんなものを書いた。 * ぼくが旅にでないのは退屈することがないからだ。ほらそこら中でいろんなものが眠っている。ぼくはそれらを叩き起こしては朝ですよ、といって近くのコンビニへいって新しい漫画を発掘したり、2ちゃんで釣りをしたり、ゲームで女の子と色々ぶっころしたり、誰かと恋しちゃう映画をみたりしている間に夜になる。あれ、なんか接続がおかしいなぁと、望遠鏡で家に中に張り巡らされた天井裏を見れば、多分そこにはきっとなんかいるんでしょうね。ぼくにはわからないや。 僕が旅に出ないのは色々と忙しいからだ。僕にはやることがたくさんある。そしてそれらはとても近いところにある。遠くの物ばかり見たってしょうがないじゃないか。ほら、ここにも、あそこにも、色々な顔をした草花が固いアスファルトの殻を破って命を咲かせているよ、 少なくとも僕よりはね。わらっちまうだろ。僕ら、クーラーねぇとしんじゃうんだぜ? ぼくが旅にでないのは、いえがとてもすきだからだ。いえには、快適に過ごす為の、必要なものが、全て揃っている。まずはパソコン。テレビ。ゲーム。カップラーメン。焼きそば。ブタメン。冷蔵庫。電子レンジ。椅子。クッション。猫。コタツ。ティッシュ。それからトイレ。色んなものがあるね。ああ、最後にヘッドホンも欠かせない。そしたら音楽も必要だし、そうだコンセントも、漫画もある。本だって、光もある。火だって。料理も出来る。色々ある。だから楽しい。それ以外になにかあるんだろうか。友達にもすぐあえるしさ。先生はこれをからっぽな生活だとかいうけれど、どこがそうなんだろうか。ぼく達の日常は生活によって祝福されている。 僕が旅にでないのは、僕がどれだけ恵まれているかよく分かっていないからだと思う。僕はいつも駅前のアーケードを通り抜けなきゃならねぇんだけど、それがくるしくてさぁ、だって毎日あんなにゴミがでんだぜぇ、雨の日も風の日も、うずたかく積まれる段ボールと燃えるゴミの袋の数は変わらねぇ、ハンバーガーがすげぇまずいのに、僕は百円で皆買っちまうんだよなぁ。でも僕はまだ、働いてないからそんなことおもうのかなぁ。はたらいたら、そんこと考えるのって、クソみたいなことになるのかなぁ、だってこんなこと考えてたってどうにかなるわけじゃないし、他にもっとやることあるんだろうって、なんか思うから。だから僕はまだ旅に出る訳にはいかないようなきがする。 ぼくが旅にでない理由は。雨と気まぐれのせいだ。理由なんてどうでもいいんだ。ぼくはかっこつけたいたらいろいろごちゃごちゃいってきたけど、単純に天気が悪ければ外にでたくない。雪が降れば寒いといって部屋にいればいい。 * ここで筆が止まった。何かが違うような気がした。私の住む王国の国民達は、この国から殆ど一歩も出たことがなかった。その間にも多くの人が殺されていった。 ドアを叩く音がしたので「どなた?」と私はいった。ドアは「わたしだ」といった。「どなた」もう一度いうとドアは開いた。「私だ」この国の人達の半分は一日で旅人になり、残りの半分は一日旅人嫌いになった。私はその内のきっと後者にあたる人間で、花束を渡してくれた少年は前者に当たる人間だった。私はヘッドホンを外した後、聞いていた音楽を止めた。少年は言った。「一緒に逃げよう」「どうして?」と私は聞き返した。「どうしてじゃない、君の命があぶないんだ、いまならまにあう」「どうして?」「さぁ、急いで、早くしないと憲兵隊が見回りにきてしまう、さぁ、早く」「どうして、あなたは旅人になったの?」 私はついになにも書くことができなかった。夢の中でなら、何かかけるかしら、と一時間だけ眠ってみたけど、なにも思い浮かべることができなかった。私は私の本棚をひっくり返して、今まで読んできた本ぱらぱらとめくってみた。そこには、旅にでた人達が様々な出会いをしながら、現実に打ちのめされて、冷たくなっていく過程が描かれていた。不意に男の顔と言葉を思い出した。 朝きて、いつも通り顔を洗って、歯を磨いた。朝ごはんはいらなかった。 化粧の過程は男にはどう形容していいかわからないくらい複雑で、だから毎年私に話しをするためにやってくる男は「なぜそこまでして顔を隠すのか」と毎年会うたびに尋ねてくる。男は「私の顔を見ながらすればいい」といった。「私がどこまで化粧したらどれくらいが丁度いいのか教えてあげるから。」男は、人の気持ちがわからない男だった。けれど私も、男が何を考えているのか、わからなかった。それからまもなくして、男は町から出て山を登っている最中に崖から落ちて死んだ。そういう知らせがなんとなく届いた。 それから、今度は私がみんなの前で話をする番になった。私は男が一年かけて集めてくる旅の話と同じみたいな架空の旅話を小さな子供達の前で代わりにすることになった。それでも私はうまく話すことはできても、子供達から細かいを聞かれた時には、なにも答えられなかった。私は些細な質問が一番嫌いだった。なんでその時林檎を買って食べたのかなんてしらない、私は林檎しかしらない。私がしっていることなんてそんなにないの、なんていえるわけがなかった。 兵隊がドアのノックを叩き、私はそれに応じ、兵隊は私を車に乗せて、私は黙って窓を外を見て、旅に出ない人間になった。途中まで書いた話を完成させれば、私は首をはねられずに済んだのだろうか。そうしたら、こんなに長く言葉をめぐらさなくても、理由が生まれたのだろうか。私は少年についていって。物語の続きを考えるべきだったのだろうか。もしそうなら、どうだったのだというのだろうか。 今になって眠くなってきた、私の意識は車のエンジン音に包まれながら、でもやっぱり、私は、私は、もうちょっと前にこの宿題がでてればよかったな、っておもうよ。 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4861030#10692805) ---------------------------- [自由詩]その日、風鈴の割れる音をきいた(ゴル投稿)/百均[2014年9月15日23時05分] ――――---もう、付き合いきれんわ ――――---その日、風鈴の割れる音をきいた 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4864029#10697614) ---------------------------- [自由詩] RE:硬度10の憂鬱(ゴル投稿)/百均[2014年9月15日23時10分] ねむいなぁ。というツイート。をわざわざPDFにして。誰かが送りつけてきた。たこ焼きの中のタコ。の吸盤は硬い。月の裏側には水のない海があり、そこには大きな蛸の化石が眠っている。僕はそれをたこ焼きにしたい。月イコールたこ焼きだった。昨日。皆で様々な具材を持ち寄ってたこ焼きパーチーをした。僕は大きな蛸を。もちろん入らなかった。世の中には明石焼きという美味しい食べ物があると聞いて。急遽車を飛ばした。すると。車が交差点でエンストしてしまった。僕はまだ免許をとっていなかった。教習所の車でやらかしてしまったのだ。その日はとても強い台風が日本に接近してきていて。夜。月を見ることができなかった。けれど。ブラジルの方ではスーパームーンがメイクアップして。たこ焼きをひっくり返していた男子高校生が月の戦士になって台風の目に飛び込んだ。今度は台風がたこ焼きに。月は蛸に。蛸は月のお姫様に・かぐや姫はうさぎたちと共に変身ポーズを繰り返しながら僕に返信した「メイクアップ・メイクアップ・プリキュアは初代以外嫌いじゃ。」ウルトラの星がある星雲というのは・実は星のないところらしい・だからみんなでたこ焼きを囲もう・夜・みんなでお泊りして・なんかいろいろ話そう・青春をしよう・画面の向こう側で戦う彼らに成人式はなかった。おしまい、、、という、映画を映画館でみて、僕はあくびをかいた。3Dメガネをゴミ箱に捨てた。ちなみに、実写だけれど殆どCG加工の施された映画だった。ついでに後ろを振り返るとひしゃげた「ドッキリ大成功」の看板があったんだけれど、まぁ、いろんなことに飽きた僕を濡らすにはまだまだだね。ミッション・いんぽっしぶる。 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4884342#10745488) ---------------------------- [自由詩]PLANET NEWS LEVEL 7(大画面推奨&ゴル投稿)/百均[2014年9月19日23時47分]                                       タ                                       イ                                       ピ                                       ン 二つある夕方からカタカナの妖精が出てきた                  グ 砂で埋もれたこの星には生き物はいないが                   の 文字とそれに纏わる歴史だけは生息していた                  砂                                       嵐                宇宙に散らばる星屑をかき集めては       ダ                様々な声色で放送を繰り返していた       っ                      お                      なか           緑                      が            色                      へ            の                      り            怪 星と星の間を着飾る            ま            物 ガラスよりも透明なオーロラ        し            の というよりマント             た            好 ジャジーな音楽は好きですか?       わ            き それとも揚げ物がカラカラと揚がっていく音 ! だけを        な 延々とようつべに上げていこうか                   お                                   団                                   子 画面がごちゃごちゃして聞き取りにくいのは仕様だ                                   そ     この星の狂った生命体が未だ元気なのは元々の日本語がぐちゃぐちゃだからだ。                                   れ   でもそれがいいんでねぇか?                                   は         こんな風にAから010100101まで         全部のみこまれてしまえば…(・∀・)イイ!!!!       み                                    た                                     ら (-。-)y-゜゜゜<3点                           し                                       だ                                       ん 昨              言                      ゴ 日            る   葉              居場所のない? あ           あ      は            場所だけに降る雨 る          で        い           ???????? ア           力      つ            ???????? パ             重  も              ??  ?? ↓               無      い ト                    こ   し        ??  ?? で          や       と      の    な??  ???? 字          け      あ        た  ん ?    ??   殺          た     る           か  ?    ?? 事          だ     ?                   ?? 件          れ                         ? が          た                         ? 発         もしもしもしもしもしもしsもしsもsmそおs 生          か         か し          しーけんさーとドラムのビートがコーラスに噛み合わない ま                    つ      し                    の    も た                              コ している奇っ怪なAA   A「しかしだ、もうちょっと静かにくらしたかったなぁって願望も     我々文字は棄てきった訳ではありありません   n「我々文字はもう宿主を滅ぼしてしまったので、新しく生まれてくるものはありません。     皆お爺さんかお婆さんです。  ム「別に寿命はないんですが、消費期限はあるわけで、するとほらアワードなんか出来     なくなっちゃうんですよね。僕ら消費されないと消えちゃいますから。       ぬ「電気みたいに。    あなたがどんなにその文字を嫌っていようとその文字が存在する限り あなたは使うことを避けられないでしょうし、 文字もあなたをさけることはできないでしょう でももしこの宇宙の中からあなたが消えてしまえば机の中に大切に仕舞ってある言葉も 一緒に消えてしまうのです                                                    と    ま ぁ 続いての そ ニュース ん です な 昨晩 解 宿主                 な 決 に                 ん し 夜逃げ              か な されまし            も い た              う  社               ちょ 会                っ 問                と 題                未来 を                  って 嘆                     明るく  い                           なかった? た 所で               俺達の未来は? (-。-)y-゜゜゜<3点                                                                              だれか助けて。 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4890219#10754458) ---------------------------- [自由詩]新しい一日(ゴル投稿)/百均[2014年9月23日18時18分] 指切り一つ交わした はっぱが落ちた事 引き金を夢にみたこと うごいて、 振り返る途中で、 どんな、という言葉の 温もりを散らす フレームに焼かれた 数と/が 押すと倒れてしまうから、 昨日になれない明日へ(名前を呼び続ける)。 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4908835#10782064) ---------------------------- [自由詩]「チョコレートに亡命 (あまさら×阿ト理恵)」/百均[2014年9月29日22時24分] POPな浮気される、デルモンテなメアリー シアターでheのhipをpopにスコーンと叩いたら バナナ踏んづけてドからドまでダブルアクセく(るう) 甘さを忘れたハッピーエンド キュキュキュンなナインスコードは鳴りやまないって、うっかりかわいいからの声にだまされそうになって口元ωdeだまされたとして、のエンドロール。たたたたんと、なに、そうぞうしてる、あおりすぎグルーヴ、えLOVE選ぶ 六っキュンロールなエモーション。 五度を重ねる(らヴ,)スクリーム フォンダンよか四段どろっどろな消化器 (中の紫陽花ホイップ/弾けちゃって こだまのせいよ、こだまの、ここにのぞみはこない、ひかりは(アップデートをおまちください))く)く)く)ださい))))とろけるようなスクロールストローク、息継ぎなしのクロールでゆくから、くらいのすみっこ暮らし、のその、そ、そこより、 海低トンネル−トネルはワインの底で−と、寝る。隼はいつか青森を突き抜ける(そうです。 林檎の甘さは(チタニウムホワイトより(眩しいから、鮪より(は((や(((く(((((((((流氷まで(スクロールで(カーソルを(クリック …しても、息継ぎなんかできねぇ(アクリルなバラード、 バラされたくないならゆうことをききなさい(きいてもバラすけど)ききわけのないわけとか喰べたらはくしかないから( )←この空虚うめるだけの覚悟は仮眠したあとのカミングアウトあるいはある心ぐ信ぐsingなんとなくなっとくしとく? 「               」これくらい伸ばしちゃいな。ネバネバな、ガム。行儀悪くたって噛んでていいから、てぇつなごうよ ほら、 空、 落ちてる(わたしたち)は 二つ。(二匹)つなぐ手(もういっこネバーエンディング)、 門から日に(て)が届きません/(間)が(あいだ」であるように そう、うそ、そうぞうしてるそらぞらしい音があいだにあるみたい闇にいる(わたしたち)はひとつ。すくってごらん、金魚はこいに、、、パクパク息もできないルーティンワークからの、ふ(ざ)ける、ふ(や)ける、zzz ふい(に)ける、と、反転してに(N!)、ひっくり返って(も一度おひるねぐーぐー)醒めてまうマッキーはおかしな卵黄。 君たちの銃声は、ひかりよりはやく、波のない海へ、へは波になって、チョコミントの波紋(はもんは(破門)) おかしなおかし?それ(で)もいいじゃない 深海にもppは届く、 キュキュキュンffがバニラをとかしても、吐息はとかせない 息継ぎは口移し ↓ ↓ ↓    //とかされたとして、ビターなバッドエンドも(スクロールストローク) 逆チョコに湯煎されるアイスロマンスはおかしなおかし? それ(で)もいいじゃない。 届く前に離さない、チョコレートに亡命。 ---------------------------- [自由詩]秋模様を切り取って(ゴル投稿)/百均[2014年10月1日9時08分] マグカップに淹れたインスタントのカフェオレから立ち上がる、安上がりな煙が行き着く、油の染み付いた 換気扇とパイプ、非常階段と巣の跡、コンビニの看板、駐車場に止められた高そうな車の角に自転車をぶつ けて、真っ青な左隣を、鼻歌が通過、みぎ、ひだり、前方用意、進めない点灯、点滅、歩道の隣、町の食堂 の蕎麦をすする、ミミズの足取りでゆっくり、斜めにむいた影はまっすぐ進んでいる、目を背けている隣の 階段を降りると朝が少しだけ短くなった、陽が眩しい、暖かい、少しだけ歩いた、少しだけ寒くなった、少 しだけ空メールが届いた、少しだけ空が遠くなった、何かが届いた、少しだけ宛先が違った、少しだけ笑っ た、少しだけ宛先をかえて、足を運んだ隣の軒先に 少しだけ秋があった。 町を削ぐ、 足音を細切れにして、 若い枯葉の上に海月みたいな鈴虫が(寝言を落としている 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4919888#10799571) ---------------------------- [自由詩]そうz−ku[区]/百均[2014年10月1日9時12分] マグカップに淹れたインスタントカフェオレ、から、立ち上がる、隣の煙草、安上がりな煙、油がしがみついた換気扇と払拭して、パイプ、非常階段へ、巣の跡、コンビニ、看板、駐車場、止められた高級そうな改造車にチャリをぶつけて真っ青に、な隣を、鼻歌が通過、みぎひだり、みても車のきれない、横断歩道の隣、町の食堂、蕎麦を頼む、すする、ミミズの足取り、斜めにむいた影、眩しさ、輝き、後ろ、背後、隣の階段、降りる、と、少しだけ非常になったなだらか、が少しだけ短くなった寒さが、少しだけ空メールが届いて、少しだけ宛先かえた、宛先のチャイムを鳴らした隣には ---------------------------- [自由詩]外は嵐さでてはいけない(ゴル投稿)/百均[2014年10月7日0時17分] 三月で春が終わった。五月に長い雨が降り、9月は裸になると、時々寒くなった。から、10月は色 々寒くなった、雪は降らない。降るものもある。雷は落ちる。今月はちょっとだけ昨日より寒く、少 しだけ雷が降った。そして、見分けがつかない虫の、プロペラはバスローブを羽おった。「みてない じゃんか」そんな夜は、雨漏りが続いた。続く、ということはやがて終わる、ということではなかっ た。今は三月だ、三月のせいで、OctoberはNovemberはDecemberは、と指折りしてると、風が止 まった、ふりしてこっちみていた。雷だった。曇天だった。氷のあめ。真っ暗だった。工場の煙だっ た。そして音はどこかになかった。落ちる音だけ。カラメルのにおい。音が首吊った。10月が轢い た。キャラメルの匂い。三月は冷えた。雨玉のチャイムならした。カラメリゼ。かみなりじゃなかっ た。みんな終わらなかった。だが但しよって,落雷がびしょびしょになったカレンダーを、お前は今  めくっていない 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4922279#10805508) ---------------------------- [自由詩]きみのすべてよ応答せよ(ゴル投稿)/百均[2014年11月12日7時05分] * 昼、目が覚めた時のシャンプーが、甘ったるい香りを躰に貼り付ける。毒蜘蛛が私の身体を食い破るなら、私はそれを水に流そう。パンと水を、私は食べよう。 * 数を数える度に、右から左へと視点が写る射影機の柱に達、モノクロな断頭台と、その近くに寄り添う、彼が生涯を尽くして、紡いだ、誰も知らない物語が、彼の生涯を燃やした、ある城の中で燃え上がる、彼の指先の血を光は紅く映さなかった、血は左右の違いさえ、私達に色をあたえてくださらなかった。 * 血の色が乳白色の、乳が紅い色を灯している、という、風が窓から蚊の屍体をキーボードの隙間に運んでくるのをみている。彼らが庭にでて、作物が育つ為の土を耕している間に、君と僕と彼は、波が彼らを攫っていくのを、椅子に腰掛けて、ただ祈っていた。としたら、君の話は、涙は、水に枯れてしまうだろう。萎れた野菜ほどまずいものはない。 * 彼女が育てているのは、卵を産み続ける鶏達と、鶏達を育てる為の大きな納屋だった。納屋を育てる、という言い方はおかしいという人たちは、昔は大勢いたが、そのうち少数になった。(彼らは流されてしまった。)藁の中に埋もれた、新鮮な卵を私は拾い集める。集められた卵は私が焼いてオムレツにする。オムレツにされた卵はまた卵になる。卵は集められてオムレツになる。オムレツは食べられる。鶏は増え続ける。君はその中で育てている。夕食、君の冷蔵庫には少しばかりの酒と大量の卵しか入ってなかったね。小麦に自家製の酵母を練りこんで、膨らんだ生地を焼く前に落としてしまった君の話はどれも腐った牛乳より臭いが酷かった。けれど、零した牛乳は誰かが雑巾で拭いてあげなければならないね。それは酷く退屈だった。けれど、君の話はもう聞き飽きた。 * 魂の食物、という名前の忘れたあるアメリカ人の詩の一篇を僕は君に話して、君は神様の話を返して、僕は庭にさいた名前をしらない花の話を、君は花の名前を、僕は名前を忘れようとして、君は忘れさせようとしなかった。君は焼きたての様々なことについて、世界を僕に話しながら、僕は水に流された様々な話をして君は僕に彼のことについて話てくれたが、僕は彼のことについて興味なんてなかった。君は彼についてどう思うって、僕はいや別に。困った顔なんてするなといった。僕は別に困ってなんかいない。 * 清潔、という言葉から程遠いところにある鶏小屋の前に、太陽が昇った。朝日と名付けられた葉が落ちる頃にシャンプーをした君の五月の葉っぱが翻る朝に僕は、僕は、僕は、 * 僕達は生きている、という木の下で、君のことがききたい 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4931898#10835342) ---------------------------- [自由詩]ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ(ゴル投稿)/百均[2014年11月12日7時07分] ・さよなら さよならという始まりがある。あったって誰かに聞いたことないかもしれないけど。樟脳の香りが指先に伝わるまで、ゆっくり肘から駅のホームの端っこまで手を振っていよう。 ・青春の等しくふりかかる月日 青春小説を思い浮かべる。僕が読んだ青春小説に出てくる人たちの多くが、髪を金色に染めるか、先輩にヤキを入れられて顔がボコボコになるか、リストカットをしたりする。健全、と呼ばれるものは大抵メジャーな週刊雑誌に漫画っていうカタチで載っているから、小説には明るいことがかけなかったのか、それとも偶々僕の手に取る本がそんなのばっかりだったのか。少なくとも僕と青春はゲームとイヤホンに押しつぶされたまま冷えたカレーをずっと食べていますだ。 ・「ごめんね」「ふりかえらないでふりきれ」 「千と千尋の神隠し」という映画を見に行ったのは多分小学生の頃だった。だが、その内容を理解出来たかというと実は全然出来なくて、ただ主人公の千尋が怖いことものから逃げていること、それしか頭の中に残らなかった。それより僕はクレヨンしんちゃんの映画、オトナ帝国の逆襲のラストシーンで、しんちゃんが血だらけになりながら、未来を掴むために必死に階段を登る光景の方が目に焼き付いたのだった。 ・ふりかえらない/等しくふりかかる月日 先週僕が何をしていたか。昨日の私の晩御飯。年をとること。年をとらない方法。写真をとらないこと、写真を燃やすこと、もやしてしまうこと、それでも今日の晩御飯の写真をとろうよ。ふりかえらない?先月の給料、初めてのお使い、テーブルマナー、食器を割って落とす、破片が喉を、漫画みたいに掠めて、全速力でシャワーを浴びに浴びて、アンパンマンの絆創膏を貼り付けた、そこで初めて泣いた。十八歳の誕生日を迎えた時のように。志望校に受かった時。大学に落ちたとき。 ・(ごめんね)青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ 全速力を出せるくらい君のこと忘れてみたの。ブレーキみたいな青春だって、サブカルみたいな音楽しか知らなくたって、太陽に向かって走る勇気がなくたって、ブレーキランプが落石で粉々に砕けたって、靴が擦り切れて足がむき出しになって、苛立ちが突然不安になって、簡単な話に涙ながして、弄れた噂に気取っちゃって、難しい言葉をそれっぽく使って、色々転んで、ぶつかり合って、君のこと忘れてみたの。って君のせいにした。それでも僕は君に全部込めて歌うよ。どうして ・はじめまして という始まりが終わりというのは、昔からある話です。つり革に右手をぶら下げた程よい密度の通勤列車のリズムに揺られて隣から可愛い音楽が聞こえる。螺旋階段を下から眺めてみてみたい。ふとそんなことを思った。 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4949464#10865222) ---------------------------- [自由詩]懐中?海藻。/百均[2014年11月18日3時01分] [懐中?海藻。] クラゲという言葉が好きだ。愛している。だが、頭の中に浮かぶ くらげの姿は大体グロテスクだ。他でもない、グロテスクだ。も う一度言おう、グロテスクだ。可愛くはない。だが、クラゲをみ ていると、とても可愛いものをみているような気分に侵される、 そう侵食されているのである。硬い話はもうやめだ、次に鯨の話 をしよう。ある日綿毛が舞い降りてきた日のことだ。ケセランパ サランを知っているかい。では信じているかい。僕はアメリカ大 陸を踏んづけたことはないが、マックで食べた、おいしいお肉の 存在を愛し、狂牛病に震えた時もあったね。今はそうじゃないだ ろうが。鯨の話をしよう。あれは初めて飛行機に乗った夢のこと だ。夢の続きは僕以外の人たちにとってはつまらないことみたい だね。星空が空に吊るされている話は残酷かい?それとも、鼻で 笑ってしまうくらい無様に見えるかい?感じるかい?古代エジプ ト人達が建物の壁面に描いた絵の目線が、今の我々からしておか しく感じるのは、当時の人たちと我々の物の見方が違うからで、 それはつまりピカソが書いた絵が幼稚園児の落書きだ!と断定す ることに等しいのか?という話を電車で、二人きりでしていると 息が詰まるね。何か頼もうか、すいませーん!あれ?誰もいない な、なんだか気味悪いから僕が隣の車両までいって車掌さんとか、 他に乗ってる人たち様子を見てこよう。長旅で疲れた腰を上げ、 右手をつり革にかけようとした。しかし、つり革は天井であり、 ここは可愛いセスナ機の狭い後部座席なのだった。 飛行機が旋回するたびに地面が逆転すると。鳥たちは地面を這い つくばって、地を這った、這いました、そして立った、彼らは僕 達と同じように。一瞬空が凪いだ。口が空いた。クラゲが雲に落 ちた。鯨が鳴いた。溢れる塩が雲となり氷の雨を降らせた。プロ ペラに当たる、氷晶と、雷、そして僕の凍った爪先と、犬歯と、 腰に刺していた刃で、窓を切り裂き、フロントガラスを蹴破って、 庭から落ちた猫のように身体を右方向で回転させながら空へ、空 へ、西に雲が傾き、東から空が崩壊した、続きは!続きは!と原 稿の仕上がりは!と急かす観客の待機とプレッシャーを背負い、 作家は空から崩れ落ちた。足が!足が!手が!腕が!凍った刃を へし折るように、クラゲが、シャチが!鯨が!マンモスが!光が! 光が! 光が! 光が! ---------------------------- [自由詩]冬、はじめました。(ゴル投稿)/百均[2015年2月12日2時33分] ・冬、終わりました 「いやこれからですよ」「だって寒いんだもん」「夏にもいってましたよね「あー早く冷え ねぇかなぁ「アイスコーヒ嫌いなんだよね「こたつでみかんくいたいわぁー「俺は着込めれ ばなんとかなる冬の方が好きだ」」」」なんとか」「というテンプレである」「冷やし中華 始めました」「雪見だいふくみたいに」「今世紀最大の寒波が毎年日本列島を襲うのだった」 「冬になると様々なイベントが盛りだくさんですが」「皆さん彼女いますか?彼氏いますか ?」「僕にはいないですねぇ〜」「というと会場が氷に凍りつく、いやむしろ歓喜として張 り付いていく輩と、暖かい温もりに包まれた男と女の考えられる組み合わせのイルミネーシ ョンに、二分化させられたのだった」(タタン!)「しかし台風はクリスマス大晦日初詣バレ ンタイン卒業式と、桜が、我が身を赤く染め上げ、我を吐血させ、無様にぢめんを這い蹲せ しめるまで、その間断なき、いや寒暖なき攻撃を!」「先輩後ろ、邪魔。」「お待たせいた しました冷やし中華です」 「というやり取りを男二人で、この急激に寒くなった、町の、居酒屋でグダグダやっている とだな、俺って人生棒に振ってないかとか思うんだよ。多分ここで冬に冷やし中華くっても さ、タイトルから適当に連想したんやろが!とか、多分年とってから、若い頃はよく寒い冬 の日に冷やし中華を食べにいったものだった。私は他の人間たちが寒い冬の日のアイスを食 べるのは可愛いとしておきながら、冷やし中華を食べるのは馬鹿だ、みたいなのがいやだっ た。くらいにしかかけないやん」「ごちそうさまでした」「えぇ〜〜〜〜」 「なんだなんだつれないなぁ君!」「さっきからうるせぇです。ぐちぐちぐちぐち」「じゃぁ なに話します?」「・・・それはそれで面倒ですね」「んだべ?」「明日の晩飯どうします」 (季節は春、季節は冬、しかしスーパーに売られているものは年中、かわらなかった)「そうだ なぁ、やっぱそれでも、寒いから鍋にしよっか」 「だが、こうして会話だけ抜き出してみると中々人間の会話ってちぐはぐだし、よくわから んものが多いなぁと」「あんた誰だよ」「作者です」「おお、メタいメタい」「なんかこう いうコメントもこうして言う分にはいいけど、文字としてジロジロみられると案外恥ずかし いものがありますね」「ト書き、というと、学生掲示板なんかだと、その形式ってだけでフ ルボッコにあいますからね「これはだめですね」「これは小説ではない」「小学生の書くモ ノ」「文学ではない」」「おお、こわいこわい」「だからまぁ、これでも少しは読みやすい ように補正を入れているつもりなんですが、入れれば入れるほど、その補正が言葉を長くし ていって、会話を会話じゃなくしていくような感覚に陥る」「なんかうぜぇ」「例えば、た だいま絶賛放送中の『繰繰れ!コックリさん』3巻20憑き目:いじめっ子少女現るp32 にて、いじめっ子少女がこんなセリフをいうのです『私のお小遣いが圧迫されるわ!!!』 で、アニメでもまんま言わせてんですけどねぇ、、、違和感半端ねぇんですよぉぉぉぉ!!!! 小さい子が咄嗟に圧迫なんて言葉使うわけないんですてぇぇぇぇそこは改変してもいいと思 うんですよぉぉぉぉ!紙の上だったら全然違和感ないのに「今からツイートする!」とか喋 ると違和感でるんでしょうなぁぁぁぁぁぁ!「うぜえええええええええええええええええ ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ えええええええぇぇっぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」「うるせぇのはテメェだあんちくしょ う(怒)」 「母親にサンタクロースはいない、と、クリスマスの日に、ちょっとした物語を添えて言われた 時が、多分人生の中で一番異質なショックだった」 「真面目な話をしりとですよ、先輩。俺って将来の夢ってないんですよ、ただ、誰かの役に たちたいっていう」 「そんなもんだろ」 「そんなもんじゃないですよ」 「冬が始まるっていうと、なんかくらいイメージあるけど。」 「明るい話でもしますか」「僕も混ぜてよ」「あんた誰だよ」「主人公です」「主人公は俺 だよ」「お前じゃないお前だ」「え!僕ですか?」「僕ですよ」「いや俺の方だって」「先 輩は一年早く卒業してしまいますから永遠の二番手なのです」「ノオオオオオオオォォォォォ」 「といいつつ、ここまで長々ときてしまいましたが」「僕思うんです、あ作者です、始めるの って楽ですけど、終わらせるのって楽じゃないし終わる前に物事って始まるじゃないですか、 僕、それをなんとかしたいなーと思っています」「っはい!という訳で、現場からは以上です」 「といってまだ終わらないのだった」「先輩、いい加減悪ふざけはやめましょうよ。多分多く の人がここまでよんでないだろうし、読んでる人も直前で、ブラウザバックしてらっしゃると 思いますぜ、」「いや、正直どこまで長く書いていいもんか、ゴルで、試したかったのがある のよね」「あんた先輩ですか」「いや先輩じゃなくて作者です」「いや作者であって先輩であ る」「頭痛くなってきたわ」「作者であり先輩でもあり、そしてきみでもある僕俺、その他も ろもろはどうあがいても、僕でしかなく、僕以外の何者でもない、但し紙の上ではな」「それ は違うな」『あんた誰だよ!』「つーかもうつかれました」 「…という訳でもう一軒廻ることにしました                             つづ(かない) (最初に戻るでもいいと思います) (もういい加減皆疲れましたわ・・・) (まだ続けんですか?) (嬉しそうだなぁ、おい) (かってなこと言わないで下さい!額がこう、ピクピクしてんのが見えないんですかねぇ!) (見えません) 即興ゴルコンダ(仮)http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4962645#10884095 ---------------------------- [自由詩]てててて/百均[2015年4月5日21時45分] 化石になって 鳥になって ご飯食べて 海になって 道になって 林檎になって 蜂蜜をなめて 空を掻いて 小鳥になって うまれかわって リンネして はこばれて まわされて 洗濯機になって サンタになって 雪を降らせて 雲になって 雨を漏らして 黒くなって はれて ひかって 一本道が 線になって 路になって トントントントン 陽が眩しくて ---------------------------- [自由詩]キリ/サク(ゴル投稿)/百均[2015年4月18日14時28分] 僕らが忘れてしまったせかいには せいかいなどなく かいせいな空など何処にもなかった 暇つぶしに小鳥たちが散歩しているのをみて 炊飯器の時刻が大分ずれているのを直して 取り替え忘れたシーツを洗った 雨が張り付いて ぬかるんだ土曜日が星屑の海に消えた 色々な景色が それらすべてが、そこらの、平たくかたい石のように 水をかけていく池の揺らぎのように 幻想的になれない描写が むこうがわに橋を架ける前に寸断され 思い出しては また裁ちきられて 踏切と線路みたいな虹が 高架線に遮られて 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5046254#11043326) 以下余談ですが、、、 4/18 本日、22:00まで 「浅い塹壕」の題で開催しております。 http://golconda.bbs.fc2.com/ 時間がないのですが、興味がある方は、どうぞお気軽に参加して下されば、と思います。 ---------------------------- [自由詩]せわしなく掻き出す前足が穴をどんどん深くしていく(ゴル投稿)/百均[2015年10月11日22時08分] 昨日のおやつはコーヒーゼリーだった。 抹茶プリンから出来たmiso・スープの香りに誘われてキッチンに顔を出してみれば、 クッキーの形をした人形の右足だけが焼成前の段階において(既に)切り取られていて、 こーひ^ぜりー 上ずった右足の足首の付け根から腕が絡み付いてくる、一種のある種の、 ゼリーの臭いがした。 コーヒー味の蟒蛇が 凍てつく、ある種、イドを駆らせる、                   衝動が淡白した、 黒点の位置がズルズルとづれる、軍隊アリの翼を羽交い締めにして落とす、 航空機のレンズが左から順に繰り返し落とされていく、 されている間に、 されていく間に、 される間に、 されるがままに、 さらわれていく間に、                   幸福なスキャンダルが、                   足音を揃えて整列をする、                         整列を決める。 唇を切り落としたスキャンダルだ                         首から下の無い懐中時計の短針が右足であり、    一日は一時間で織られる、折り紙の翼は脆弱であり、    脆弱とは航空ゲートを通過することのできぬ、鋏とライターであり、    されるがままに、幸福な眼差しを備えた、我が麗しの万年筆のインクは    床を転がり滑り落ち、されるがまま落ちないオチない、繰り返します「「おちない」」    シートベルトを「し」忘れた男がされるがまま、幸福な生活を手に入れたバカりの男が、    床を滑り落ちた(跡形もなく)離陸する飛行機の加速は止まらず、男の体は末尾の最後の、    解説のあとがきにまで飛ばされ、拘束され、『跡形もなく』消え去り、消え去るしかなく、ないのならば!    何が!どうした!と、右足がない!すべてがない!、臭いだけが残され、私の!吐瀉物の色は全て空っぽな透明で満たされ、    腹は満たされず、何もない、歪んだ穴だ、ここは、陽の光などここにはない、いつも常に作られた光だけが、俺の、男の、    頭上に落ちてくる、降り注ぐ、されるがままに、井戸は、かれたままだ,屈折した こーひ^ぜりー さめたアイスコーヒーに間違えてスティックシュガーをぶち込んだような、 寸前に気づいて、ぶち込まなかったときのような、 では、残された砂糖はどうしたの?と 捨てました。と、使わずに捨てられた、ノンシュガーなブラックな、ゼリーはいかがですか、と 十分ひえておりますよ>< それ、いただこうかな、なんて もういえない 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5007904#10970697) ---------------------------- [自由詩]初空のゆめ(ゴル投稿)/百均[2015年10月11日22時09分] そうだ、筋肉という名前だった! 思い出したぞ! あれは貧弱な力こぶを指で無理やり力こぶに仕立て上げた様な山の奥で人知れず粗末な生活を送っている街の名前であり私はその街を求めて九州街道をひとっ飛び暗いアルプス山脈の子ヤギに跨りみたらし団子を片手に謎の美少女を引き連れてついでに珍奇な格好をした劇団を引き連れながらおいそれと靴に装着したカナビラが外れ南の島の魚達が大移動を始めたという生態系が狂いだした日本海の瀬戸大橋に跨り次いでに団子を咥え中身はあんこでありなんとこし餡ではなかった腹いせにコーンスープを飲み干してやったが自分がトウモロコシを口にした途端全身を下から上までなぞるような吐き気を催す人間であったことを思い出し慌ててこし餡の詰まったたい焼きで大海原を駆け巡るワタシは勇者でありエクスカリバーを配給されトスされたファイヤーボールは文字通り熱くキャッチャーミットが萌えあがる程であり萌え萌えでありアリは蟻でありアルプスはハイジでありクララでありハイドでありジキルは巧みな筆さばきをもって和を和紙の上で巧みな表現を持ってこれが表現だと全国民の皆さん私が正義ですと年末にも関わらず全国各地では世界中の悲惨な状況を呪いに呪ったデモ行進が篝火と共に集れ燃焼し後には紙くずが残るがそれはやがていつの日か私のティッシュとなり私は鼻水をかんだいなくるくると放物線を描きながら外は満月絶好のお花見であった中々正月がこない茄子がこないどうなっているのだしかし投げたボールは私に返ってくることはなく反比例のグラフのように地上から天井へと天井に引っ付いた紙虫はかみむしといい名のとおり列記とした神様の系譜に連なる紙ゴミの召使であった小間使いでもよい上腕二頭筋という筋肉とふくらはぎというおはぎみたいな筋肉ばかりが有名になってしまったこの界隈では腹筋協会の会員数は会長を含めて三人しかいないという酷い有様でありワシントンに置かれた世界腹筋参画機関通称金閣寺では日夜を通していかにして腹筋という文化が上腕二頭筋に劣らぬものになるのかという不毛にして孤高ぞんざいにして抹茶プリンより屍といった頭髪ばかり抜け落ちてゆくあれは散々たるものであった エビフライという魚のようなエビが近年太平洋のど真ん中の海底で発見されたという知らせを聞き我々はすぐさまトレーラを引き抜き次いでに大根を引き抜きどれもこれも収穫仕立ての旬な野菜はキュンキュンしちゃいますわおいそこのメガネさっさとここに味噌と醤油もってこいやといわれたのでカチンときた私は腹いせに柚胡椒を持っていったのだがこれが大受だったメガネという相性はそもそものび太から始まったという説があるがそれは兎も角としてカクカクシカジカ私はどちらかというと誰とも知られぬ馬の骨でありまだメガネという謎の属性を持つ私の立ち位置はクラスの中でもやはり微妙であった私はメガネをつけているせいか勉強ができる奴のように思われているが実はそうではない純粋にゲームをしすぎたパソコンをいじりすぎたいじると言ってもプログラムを打ち込んでミニゲームを作っただとかレヴィストロースの考えをゲームに生かして大ヒットゲーム作ったわけじゃァないんだ!ただ適当に生きていたらこうなっていたというメガネちゃんなのだ 鈍色の精彩を放つ時は満ちた今宵こそは満月の下で一緒にファミコンがしたいものだオヤジ達が使っていた数十年前のファミコンはもう大分前に動かなくなってしまったからやはり新しいのが買いたくなってしまうのだがそれはともあれ今日はなんと一月の三日である友人からは毎年の事であるがお前の願いはなんだと聞かれ私はゲームをすることだと言い張ると私は鼻で笑われた初詣のお祈りで願うことは自分が渇望しているシリーズ物の続編がクオリティーを落とさずに無事発売されることというなんとも腑抜けな願いであることは自分でもわかっているがしかどうしてもそう思ってしまうのだったそもそも一年に一度しかこない信者の願いを紙が叶えてくれる訳がないではないか。パンパンをと冬空に晴れ渡る螺旋のような拍手が途端急に我を忘れたかのような雑踏の中に私を招き入れ私は筋肉という街の立札がついた街にあれよあれよという間に迷い込んでいた 気が付くと私の筋肉が酷く膨張しており昨日買ったばかりのダウンジャケットの装甲を内か破り捨てる程の盛り上がりと歓声であり私は一瞬して凍えた。ここはどこだ、私はどうなってしまったんだ! そうだ、筋肉という名前だった!思い出したぞ! 私は我を我でみづからおのづから忘れ忘我の境地で斑紋とした斑道を螺旋のように高速で這いずり回っていったあれは貧弱な力こぶを指で無理やり力こぶに仕立て上げた様な山に囲まれた上腕二頭筋であり山奥で人知れず筋肉を巧みなまでに育てあげた化学物質というプロテインで食生活を開梱する街という隠れ家であり秘密基地でありどちらかというと秘密結社であり私はその街を離れて奥羽山脈をひとっ飛び灼熱と涼しさが混濁するこじんまりとした日本の砂漠を空を飛ぶ秘伝技で駆け抜け高尾山の山頂に跨り山を甘くみるなと喝をカップルに飛ばす謎のおじさんを仲間に咥えきなこをふりかけ匠な洗脳を愚図な愚民共(仮)に振りかけるという謎の設定を背負いし美少女に借金を背負われ一本釣りに出かけた校長先生が一日の間に完成させたという一度聞いたら最後二度と起き上がることのできぬ失神必死のサイコホラーなのかテクノポップなのか下手糞なラップなのか全く何が何だかわからないジャンルというものを根本から否定する校歌を絶唱する歌姫の滅びの歌を聞いた鳥達がざわめき北日本が日本海と太平洋の輪を掘り下げたという珍奇な伝説と実力と畏怖を兼ね備えた謎の珍奇にして好奇奇怪にして奇々怪々残虐にして非道悪さの限りを無意識で行う邪智暴虐なエンターテイナーという面の皮をこれまた綺麗に丁寧に被った劇団を資金源としたが靴に装着したカナビラが外れ網走街道天城越え日本橋から落下し滑空し首の骨を折った魚達が大移動を始めたという生態系が狂いだした死海と死神の鎌に跨り次いでに団子を咥え中身はこし餡であり美味であったので腹いせにコーンスープを飲み干してやったが自分がトウモロコシを口にした途端全身を下から上までなぞるような吐き気を催す人間であったことを思い出し慌ててこし餡の詰まったたい焼きで大海原を駆け巡るワタシは勇者ではなく、日本は晴れ、私の妄想は夢であり、妄想であり、叶うことはなかった。 人は同じ夢を見れないという。 いつも同じ夢を見る人間は実はいつも同じ夢を見ているのではなく少しだけ異なる夢をみるのだという。 という話を今でっちあげてみたのだが、どうだろうか。 エクスカリバーを配給されトスされたファイヤーボールは文字通り熱くキャッチャーミットが萌えあがる程であり萌え萌えでありアリは蟻でありアルプスはハイジでありクララでありハイドでありジキルは巧みな筆さばきをもって和を和紙の上で巧みな表現を持ってこれが表現だと全国民の皆さん私が正義ですと年末にも関わらず全国各地では世界中の悲惨な状況を呪いに呪ったデモ行進が篝火と共に集れ燃焼し後には紙くずが残るがそれはやがていつの日か私のティッシュとなり私は鼻水をかんだいなくるくると放物線を描きながら外は満月絶好のお花見であった中々正月がこない茄子がこないどうなっているしかし投げたボールは私に返ってくることはなく反比例のグラフのように地上から天井へと天井に引っ付いた紙虫はかみむしといい名のとおり列記とした神様の系譜に連なる紙ゴミの召使であった小間使いでもよい上腕二頭筋という筋肉とふくらはぎというおはぎみたいな筋肉ばかりが有名になってしまったこの界隈では腹筋協会の会員数は会長を含めて三人しかいないという酷い有様でありワシントンに置かれた世界腹筋参画機関通称金閣寺では日夜を通していかにして腹筋という文化が上腕二頭筋に劣らぬものになるのかという不毛にして孤高ぞんざいにして抹茶プリンより屍といった頭髪ばかり抜け落ちてゆくあれは頭のてっぺんだけが光輝くドーナツであった。非常に美しい 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5000665#10953182) ---------------------------- [自由詩]ひきだしあいた(ゴル投稿)/百均[2015年10月11日22時10分] 引き出し開けると身体が曲がる ひきだしあけると欠伸が蕨(´O`) 蕨はわらび 伊藤マンションの二階の上、トントンと駆け上がるノックおん。 ばきゅーん なんか違うで 蕨はワラビ、 昨日マンションのベランダでお昼寝をしていたサンタクロースがクローゼットから飛び出してきて、いらっしゃいませ。プレゼント用にお包みいたしますか、はい、お願いします。お財布は空っぽ。冬のそうめんである。しかもプレゼントにがっかりして子供が泣いた写真なんか上がった日にゃぁ、公式サンタbotは大炎上である。くわばわくわばら。 ワラビは山葵 山葵は和錆。和錆はわびさび。 一昨日のわびさび。今日もわびさび。昨日もわびさび。 いつもわびさび。 ワシントンワサビ 儂ウドン昼ワサビ捻るワサビ 鷲 愚鈍 煮る 居る折る 吊る捻る わさびさびさびゴルゴンゾーラ, 蟹 釜 鎌倉かまくら ふるふるマンモスぞうさんゴキブリジングルタンスにゴンゴン 枝豆シチューに、え、黙れプーチン、 湯気が黙々、掘りごたつにホッカイロほっかむり、ほっといてよバカ ほーほけきょばか/// お前の手を離すもんか、とクンカクンカ、キモイ!と張り手ビンタシチューかすたねっと桑原 今夜は熱い ホットな掘りごたつをえんやこらえんやこらと掘っていますと、 穴の中からボカンと母艦とにんにくおじさん搭乗。 言葉の荒れ具合は、まるでケーキ味のお刺身であった。 お刺身味のケーキよりましだった? ところで今日の本題はひきだしあいたら何がでてきたのか、儂の脳髄は鷲なのか皺なのか染みなのか紙魚なのか、死んでいるのか、コロコロ転がっていくコロコロコミックに出てくるじーさんよりはまだピンピンしてるといいんだけれど、斗にも角煮もグラタンもシチューも皆スイカ割りしちゃえばいいとおもうよ。 アルゴリズム体操終わり(以下延々と繰り返すめりーはっぴーニュークリスマすいか割。 so-so- (´O`)じさんオーストラリアは夏ですぞヽ(*´∀`)ノ) ヒルナンデス!!!(〜ω〜;))) 即興ゴルコンダ(仮)(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4992508#10934833) ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]適当録/百均[2015年10月14日3時02分] 適当に物を書いてみる。 なら、ブログでも書いてればいいのではないか?といわれそうだが、それについてはわざわざブログを立ち上げてまで書き残しておくようなものでもなく、かと言ってだれかに読んで欲しい、というような言葉でごまかしておこうと思う。そういう意味合いでここを使っている人も多いと思われるし。 というわけで、これがシリーズ化するかはともかく、今回はこれを書いてみようと思ったきっかけになった、URLを張ってみようと思う。 「せわしなく掻き出す前足が穴をどんどん深くしていく(ゴル投稿)」でGoogle検索したもの (https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%9B%E3%82%8F%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8F%E6%8E%BB%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E5%89%8D%E8%B6%B3%E3%81%8C%E7%A9%B4%E3%82%92%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%A9%E3%82%93%E6%B7%B1%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%8F#q=%E3%81%9B%E3%82%8F%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8F%E6%8E%BB%E3%81%8D%E5%87%BA%E3%81%99%E5%89%8D%E8%B6%B3%E3%81%8C%E7%A9%B4%E3%82%92%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%A9%E3%82%93%E6%B7%B1%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%8F(%E3%82%B4%E3%83%AB%E6%8A%95%E7%A8%BF) 我ながら変なことをしたと思うが、今日の夜二時くらいに、適当に自作というか、ゴルコンダ(仮)のお題を適当に検索していたのだが、ここの上から二番目くらいに出てくる「喪女のチラシの裏281 - 2ちゃんねる」の部分を見て欲しい。以下にちょっと引用してみたいと思う。 37 :彼氏いない歴774年:2012/11/12(月) 09:32:16.86 ID:bhplzMSM: 「ねーちゃん、職歴がどんどん汚れていくよ。」って弟に言 ... お金がどんどん減っていく… ...... 最後の最後に視聴者のお弁当の投稿写真が出てた ..... 何かある度に世界で日本の悪評をばらまいて足引っ張って評判下げようとしてる ...... 間違いなく私の髪の毛なんだけど、汚い排水溝に手突っ込んで生暖かい髪の毛を掻き出す作業はガクブルもんだな この文章を見たとき、ああ、なんとなくだが色々と負けたような気がしたのだった。 僕が何かを書いて、これらに匹敵するような言葉がかけるのか?みたいな感じがした。直感でいえば、だ。(なぜそう思ったのかは色々ややこしいので割愛する。) 「なら、もう書かなければいいじゃん」といわれればそうなのだが、それで収まるなら僕は今こんな文章を書いていない。なんとなくだが、現代詩フォーラムの詩を見ていても、ネガポジは関係なしに、情感をするりとした言葉で描いている物というのは、やっぱり強いなぁと思う。それは才能なのか、技術なのか?僕は技術だと信じていたいと思っている人間だ。だって、才能だったらもう歯なんて立たないじゃないか。技術ならば習得すればいいし、もし習得できなくても、それはいつか努力すれば手に入れられるものなのだという、希望を抱くことができるし、もし手に入れることができたらそれを貶すことが出来るだろうから。 こういう発想がそもそも根暗で、理屈臭いのかもしれないが、ともかく、僕はこういう言葉達がとても恋しいし、だからこそいつか勝ちたいなと思っている。やり方は、全然わからないけど。 ---------------------------- [自由詩]水溶性キネマ(ゴル投稿)/百均[2015年10月14日3時07分] ●か行の女の子のために 旅の扉 〇かこ 東京の映画館だからといって、年がら年中人が入っているわけではないと知ったあれは、小さなタワーの地下であまりにも有名な映画を何度も作り直した映画。僕はその顛末を既に知っていたし、多分他の人も知っていたから、その日、土曜日の、春の日差しが、冬の作られた、暖かさを温め直すような、薄着で出かけたあの日、その日、誰もいない映画館のホールの真ん中に座って、分かりきったサスペンスを、ジュースを飲みながら眺めていた。女の子が水に落ちれば良かったのに、落ちなかった。男は水に浮かんでいた。女の子は発砲音を戸棚に突き刺したまま、警察だ。女の身体は血でまみれていた。警察が駆けつけた頃には女は首を吊っていた。ヨレヨレのコートを着た若い警部補が、何も溜まっていない腹の中から胃液を一頻り出した後、庭に出て発砲すると、女はもう一度胸に弾丸を刺した。男は再び床に頭蓋を、打つ、足音は上の階を歩く人達の雑多な銃声が悲鳴の幕を開ける。問題はここからだ 〇希子 紫色のカーディガンを着た、水色の髪の少女は、褐色の肌で、趣味はクラゲの観察。クラゲを見ていると慌ただしい毎日も中にゆとりができるとか、本当にゆとりのない人ならクラゲをみるゆとりある生活も、クラゲの世話をするためのお金もないはずなんじゃね?と、つかかってみたら、私の髪の毛って何色ですか?って返された。僕は鼻にストローを指してあぶくをオレンジジュースにプクプクを浮かべた。つまりそういうことだった。 アパートの解約をした後、有り金全部溶かし尽くした挙句に、会社を辞め、公園の一角にカーペットを引き、家電や家具を元の場所に設置するという引越しをした。電気はついていたソファーには水色の彼女と、水色のクラゲが座っていて、殆どコーヒーで出来たプランクトンを彼女らに飲ませた途端、砂場は真っ黒になった。冷えた電子レンジのタイマーだけが作動するキッチンで、水で溶かしたココアを咳き込みながら飲み干し、テレビの笑いは作られた笑いだと、分かっていながら画面を凝視するも、映るのは俺の顔とお前の顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔砂場はデロデロ潰れてゆくばかりで、吐く息は地上に届く前に次々と海に紛れた。 雨は降ってくる。 〇久子 幼馴染という隣は、アパートにおいては短い付き合いの連続であり、その年は僕の周りから四人の幼馴染が一挙に転校してしまうという、悲惨な年であり、ついでに周りには僕より年上の男の先輩がいなかったから、運動会の日、僕はクラス最下位の足を持って、地区リレーのアンカーを、五年生にして務めることになった。誰か助けてください。 一番目の幼馴染はピアノが好きだった。僕には姉がいた。姉もまたピアノを習っていたから、家にはちょっとしたキーボードがあった。姉の弾く、下手くそなバイエルに比べ、幼馴染の弾く名前の知らない曲の調べは、、、どっちもどっちではあった。僕はキーボードの設定をUFOの音に切り替えて幼馴染の演奏を邪魔したりするのだが、その度に幼馴染は曲を変え、僕は設定を変えた。最後にはいつも喧嘩した。 二番目の幼馴染とはカードゲームをよくした。遊戯王とデジモンカード、ポケモンカード。当時流行っていたカードには、これに加えてデュエルマスターズもあったが、登校時間の影響でその関連アニメを見れなかった僕らにとっては、やる意味がなかった。僕は足繁く幼馴染の家に通い、幼馴染は日々様々なカードを買っては僕を満足させる為にデッキを強くしてくれた。 三番目の幼馴染は、実はあまり接点がなかった。ただ一度だけ、喧嘩に負けて泣きべそをかきながら僕の家の前で体育座りをしていたので、家に入れたことがある、くらいのような、お土産を買って渡す。それ以外にあまり接点のないような関係しかなかったのだが、この前久しぶりにあって、そしたら、同じ思い出を沢山持っていて、沢山の思い出を同じくらい持ってたんだ、ってつい口にした途端、互いに 〇K子 こんにちは、私の名前はゴキブリです。という、とびきりの笑顔とセットの自己紹介と、手作りだという得体のしれないブラックサンドとブラックペッパーにコーヒーの香りを添えたような、異物を僕の元へ真っ先に持ってきた彼女のことなんて僕しらないんですけどねぇ。爪を調子こいて切ってしまった罰なのか、はたまた、飲みきれなかった牛乳を水道に流してしまったことが原因なのか、読みきれなかった本を紐で縛って燃えるゴミの火に掛けてしまったことが原因なのか。そもそも原因ってなんだ?原因がないことが原因?たんぽぽと向日葵が同居してしまったような違和感に包まれたシェアハウスの始まりはとてつもなく怖い。 彼女の名前は略称も塊なのでK子。彼女には料理当番は巡ってこない。代わりに彼女は面白い話をハウスの皆に、週二回もしなければならなかった。そんな彼女の話は、色々とオカルトめいていていた。サボテンと会話するサラリーマンの話。闘病生活を乗り越えた女の子の先に待っていた空っぽの話。身体が燃えている夫婦の間に生まれた息子が、車に乗っている間に焼け死んでしまった。という夢の話。猟師に黒くて長い尻尾を切り取られた腹いせとして、飼い犬を三匹沼に沈め、周到に猟師の精神を奈落の底に突き落とした後で、布団の中から猟師を丸呑みにする紙芝居の上演。などなど、彼女の部屋には一度だって入りたくなかった。 そんなある日、彼女がある漫画を皆の前に紹介した。その漫画はこういうものだった。「一日を何度も繰り返すことの出来る少年が努力を武器に運命に挑んでいく物語」彼女はこういった。「ああすれば良かった、が実現してしまう世界で、ああすれば良かったが言い訳として成立しない世界に、落ちこぼれが閉じ込められ、ああすればよかったを封じられら時、少年の前には繰り返すことの出来るという、ひたすらな可能性だけが提示だれる。努力を繰り返せば、その内「そうすればいいんだ」を見つけることができるが「そうすればいいんだ」はそう簡単に見つからない。だが少年は見つけなければならない。繰り返す権利が無限にある以上、言い訳はどこにもない。努力が運命と同じ土俵に立っている以上。繰り返すことを辞めた途端、努力は運命に屈する。屈するとどうなるか、努力は運命に劣る、ということが少年の中に位置づけられる。少年には努力の才能しかないのにね。これほどの地獄はないとおもうよ」 〇ココ 「寒いね」 「そこまで寒くはないな」 「さむいね」 「さむいね。」 「ワンワン」 「こいつは犬だった」 しかし、犬でありながら、犬ではなかった。 私は物を書くことが好きではない。本当は音楽とかアニメとかやってみたいのだが、しかし、私には絵を書く才能も、ギターを弾く才能もない、、という仮定が正しいと思っているので仕方なく、文字を書いている。キーボードを打つことなら今すぐにでも、誰にもできるからだ。しかし、問題はそこからだ、ということに気づくのに半年かかったのだった。文字を書くことが誰にでもできるなら、文字で誰にもできないことをするには、相当な苦労が必要だ、という当たり前のことに、漸く気づいたのだった。プロゲーマーがプロ足り得ることがどれだけ過酷なことなのか、以前何処かのインタビューで読んだ記事が、朝目覚める度に私を襲った。頭が痛い。ココは私の布団の上で小さく包まっていた。くるまっていたから、抱きしめてしまった。これは犬ではなくただのぬいぐるみだった。本当のココは紙の上にいた。ココは不器用な会話で不器用な言葉を話す怪物だった。俺だ ●かきくけここ アンケートに答えようとしたが、質問が一切書かれていなかった。白紙を折りたたんで飛行機にすると腰が痛くなった。東北から九州まで二時間しかないなんて。離陸の際の鼓膜の痛みが、まだ尾を引いていた。尾は地上の噴水から黒いガソリンを海に吐き出していた。砂浜に打ち上げられた少女の上に空から少女が被さり、傘を回しながら不時着する言葉は女の子の皮膚を剥いで男にした。男の名前を持った女は、いつしか子供を産み、子供は瘡蓋から剥がれ落ちる膿に涙を落とし、浮かべ、水たまりに貼る虹色の油を反射する太陽光が門を閉ざし、女は旅を続け、僕はそれを眺め、誰もいない飛行場に不時着した綿毛から芽が生え顔を出し、潰され、裏庭で射殺された女の唇から溢れた弾丸が僕の足首を映写機の光を空に歪めた。歪めた。歪めた。観何処にもいない。観客は僕なのか。主演は、東京の春は暑い。日差しは眩しい。焼けたコンクリートの熱をさらうように落ち葉が駆けていった。その後を追う主役は、足跡は、小さく何処かに、どこにも、いない。 水溶性キネマ。 カ行だけが、庭に鼻を咲かせる、 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4984940#10920415) ---------------------------- [自由詩]ひつじのひるね(ゴル投稿)/百均[2015年10月14日3時08分] じゃがいもの冒険。昔昔、そのまた昔、昔と言ったらハムレットを思い出すが、 実はハムレットを読んだことはないんだ。ハムをバターで包んで、逆さ折りで パイを焼くように。てのひらがバターを焦がす前に三時のおやつは、いつの間 にか10時に、10時のおやつだ、何か食べないと。羊はひつじヒツジ?どれ もソグワナイ表記、日本語で羊に匹敵する羊はどこにいるのだろうか。昔昔あ るところに羊飼いがやって来て林檎を二つ食べました。林檎の芯は足を生やし てその場から遁走えいこらえいこら、しかし羊にぱくっと一飲みにされ、喉の 底を落ちていきました。羊を数えながら、柵の数もついでに数えてみると、今 読んでいる夢野久作のドグラマグラと、昨日読み終わったピカピカなライトノ ベルが睨み合いを続けている。僕は絵本を開く。この部屋は東向きにあるので 右に傾いた朝日しか巡ってこない昼は影、空は雲。光は暗闇マント。トカゲが 足を切って行った。西洋の森の奥底に眠る、魔法の太陽を探すお話?ビリビリ に破いてしまった。しまえ。しまえよ。しまえったら。しまえ。しまってくれ。しまってくれよぅ、、 いいからはやく、扉を、、、 朝、昼晩と、それからお菓子、 みんな違ってみんないい。 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4982434#10916134) ---------------------------- [自由詩]きこえる(ゴル投稿)/百均[2015年10月17日17時44分] 僕の隣に座っていた人が死んだ。それは呆気ない春の日の出来事。僕たちはその日待ち合わせをして、同じ電車の同じ車両に座った、中学校の同級生だった。なぜ死んだのかはわからない。ただ、僕たちが昨日この場所で会う約束をして、その時にお互いたのしい時間をつぶせるように、お菓子やゲームを持ってこようと決めたことは覚えていた。なぜ死んだのかはわからなかった。警察の取り調べが始まったあの日、僕は学校をサボっていた事実だけが浮島みたいに僕を地面に下ろしてくれなかったから、しつこく疑われたのだった。しかし、死因も分からなければ、死んだ理由もわからないし、僕たちの関係に同級生以上の関係はなかったから、すぐさま開放された僕は、待ち合わせをした駅にむかった。僕には親がいなかった。正確には正しい親がいなかった。僕を産んでくれた母は僕を産んだあと、交通事故で亡くなったそうだ。オヤジは僕を産む前に崖から身を投げてしんでしまったらしい。僕は遠い親戚の家に引き取られた。だからどうした、という訳じゃない。僕はとても幸せに暮らした。子供のいなかった叔父さんにとって、僕はまるで本当の親子のような扱いの中で育てられ、今まで生きてきたし、僕が関係をいくら断ち切ろうとしても叔父さんは僕をまるで本当の息子のように手放さかなかった。まるで安いメロドラマみたいだと、最近覚えた言葉を言った時は、張り倒されて頬が真っ赤になった。話を戻そう。僕は駅前の花屋さんで500円の安い花束を買った。改札で駅のプラットホームに入るための入場券を買うと、僕は駅の構内に入った。僕達が乗った電車のホームは三番線のホームだった。階段を上ると沢山の人達が僕のもうやってきた。電車がきたのだ。僕は手すりに捕まってトボトボと三番線のホームに向かって歩いて行った。時折ニンゲン達のヒソヒソ話が聞こえたり聞こえなかったりした。僕は耳を澄ました。改札を抜けて走ってくる女の子が、僕にぶつかりながら三番目のホームに降りていった。僕は携帯電話の電源を切って、イヤホンを耳にさした。ポケットにはカッターナイフが入っていて、僕はその刃をチリチリと言わせながらゆっくり三番線のホームに下りる階段を下りた。僕は危ない人間だ。まるで安いドラマみたいな。あれはメロドラマではなくホームドラマだった。昨日終わったドラマには続きがあり、昨日死んだ友達には明日がないという、だからどうしたって、どうしようもない。電車が来たのだ。僕は階段を下りる。僕はフードを被っていた。駅のホームを覆う長細いコンクリートで出来たトタン屋根を支える、一本一本の柱に沢山の花が手向けられていた。僕はその内の一つにさっき買った名前の知らない花々の根元を切って縫い付けた、というと残酷な花束を適当に置いた。例えば手を合わせてみる。ニンゲン達の噂話は大抵があてにならず、大抵が歪曲していて、それでいて本人達にとっては正しいことだらけだから、僕も同じようにここで死んだ友達の名前を思い出そうとして思い出せない。僕は昨日死んだ同級生の名前すら思い出すことのできない人間なのだという噂話を、カッターのチキチキとした音の中に忍ばせた。携帯電話がなることのない駅のホームの中にやってきた、黄色い電車に乗り込む人たちの中に紛れて。僕は終点までずっと優先席に座って、音楽が聞こえるふりをしていた。 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5230193#11345878) ---------------------------- [自由詩]夾竹桃(ゴル投稿)/百均[2015年10月17日17時46分] 僕はキミのこと なにもしらないだろう ボクが君のこと何も知らないように フランツ・カフカの変身を読んだのは高校生の時 小説は一つの比喩を膨大な言葉で囲うことによって 成立させようとするものだって 変身は図書館で廃棄処分される予定の本を引き取って読んだ 適当に変身を読もうと思った訳じゃなくて 例えば横なんとかって人の蠅はそのまま読んでも面白くなくて 蠅からニンゲンを見つめた視点っていうのが面白いんだ みたいな事前情報を偶々読んだからだ ということは覚えている 今はその事前情報っていう奴がなんだったのか まるで覚えていないのだ ただ、調節ていうのはあんなに長い癖に一つの事しか 成し遂げられないっていうことと、 あんなに長いことかかないと一つのことは成し遂げられないということ それだけだ、 それだけ、 夾竹桃 「っていうのは桃なのかな? 「例えばこれも一つの比喩になるんだろうか 「比喩に向かっていくんだよ 「存在自体が 「彼らは強い毒を持っていて、  今では、その多くが接木され  クローン化した物しかないから  中々実がつかないそうだ   「例えば、それを毒のなる木とかいて   夾竹桃で隠すんだ 「それを小説の中で救済してやればいい   「あるいは消毒液をかけるのさ 「あるいは 「あるいは 「あるいは 「きみが木になってボクが実になろう 「あるいは   その実を君が齧るのだ 即興ゴルコンダ(http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=5158789#11239095) ---------------------------- [自由詩]真夏の図書館/百均[2016年7月19日0時31分] 真夏の図書館で、 かび臭いエアコンの空気を嗅いだの、 と、 本棚に本を返す司書は、本が嫌いだといった、 空想を広げる前に、小説は冗長だ、長すぎる他人の話はうんざりで、 やっぱり海に勝てるものなど何一つなく、 どこにも物語はあるが、素晴らしさに限りなどあった、 道行く人たちの会話に耳を澄ましていると、目の前に静かな図書館がある、 あの、 空想の詰まった4階の閉架書庫は、もう10年前に読まれた切りの、 かび臭い言葉に包まれた、 病気になった稲を摘んでちょっとだけ口に含んでみよう、 夏は長く、 そして本には、 多分大事なことが書かれているんだろうな、 それは今のわたしにとってあまり必要な物ではない ---------------------------- [自由詩]金魚/百均[2016年8月26日17時38分] 真っ白い炎が 咲き乱れて 花ちるさと 凍えるような涙で 殺菌する、 浴衣の模様を 黒地の頬を落ちる涙、 昔、 夏祭りに出かけて 一緒に金魚を網ですくった思い出がある うちのお父さんが出資して打ち上げた 一本の花火を並んで 一つの机に腰掛けて 学校の校舎から 窓から見える花火が田んぼにキラキラと反射して見えた 亜久津君は次の日に転校してこの街から出て行った 同じ学年の子供たちが次々に疎開するように 四人程いなくなった夏の思い出 苦い夏の思い出だった 氷を口の中で転がして 氷結を飲む 今、俺たちは大人だ なんとなく見知った女の子と手をつないで 夏祭りの夜を過ごしている あ、金魚だ、となんとなく隣にいた女の子の面影を見て 一つ机の上に置いた、 去り際の花瓶の花を思い出す 凍った花模様の黒い水色の浴衣の上を 金魚がちょろんと波紋を立ててこっちを見ているよ ---------------------------- [自由詩]明日は晴れだスポーツマン/百均[2016年10月13日13時50分] 何も書くことがないからテレビを見ていた テレビを売ってしまってからパソコンばかりだ スポーツを見ている 久しぶりに見た卓球を見ている こうして見ていると暇だ 扇風機をとめてなか卯に行く キャンペーンのカードを貰いに牛丼を買って メルカリで転売する いっぱい300円の牛丼が流れる 胃や食道の中で肉がずぶずぶと溶けていく スポーツマン 彼らのプロテイン、 バッティングセンターにおいてある卓球台で 薄いラバーの張ってある 100円ショップのラケットで一人機械に向かってラリーする ---------------------------- [自由詩]屍/百均[2017年6月20日18時35分] 自己紹介して!! 雑すぎて ひくよね 私の声 ひくよね             ひかない?             こんな声で            かわいいってさ              うそつき そんなこと、おもったことないくせに、 わたしの声 コンプレックス どうしようもない うまれついたもの 手術すればどうにかなる? ならなさそうだよね せめて きたないかおで 生まれればよかった まだ どうにかなりそうだったのに なきごえで かおをしかめないで…           うそつき、かおもみたくない           ぎゃぐにしかきこえないっていわれた           なきたい           でも、ないた所で…わーん。 いつもないてる かのじょの のどごえは、 いつも からっぽに きこえる まるで なやみの種が ねるねるねるね されたように 小バカにされるのだった いきるだけ しかばね うわっつらだけ さみしいうた みずたまりのように 浅いわ わたし、 雑すぎ ひく、 きもっ しねって、とってつけたように、いわないで、殺すよ って、おどして、も、みんな笑顔になる かなしくても、みんな笑顔になる、 本当に大事なときに限って、みんなひどいかおで、          わたしをみる、みないで、だれも、                     こっちにこないで、 耳をふさいで、ひかないで、こんな声なのに、              わるかったのは、わたしじゃないのに、 わたしのこえ、コンプレックス (うそつき みんな、わらう、そして、手をつないで(ゆびをそらす、 わたしをみて、わらわないで、ってたのむ(おいのり、 が、 あまのじゃく、かみさまは、さいしょから、        あたしを、みていないことにきがついた、 「どこに「そう「いのりごえなんて「きいてた?「何も「聞こえなかった、「遠く「ぼんやりと見えるね「だから? 枯れたあさに、 わたしは小さな悟りを得る、 いきかたを、あまのじゃくにしろって、 あくまが、 のどに牙を立てて、血を吸いなさいってさ、 わたしは、 日々をいきる、釘を、つうかする、声の、 わたしは、つかいかたをかえる、目がさめたように、声の、 うたいかた、ためす、おぼえる、つかいかた、くりかえす 世を渡る、声のコツ、 たのしい所で かなしいこえを かなしい所で たのしいこえを、                                くらい所で らくなこえで                おこる所で わらうこえで 表情で補え            口数を抑える所で騒げ           騒ぐ所で口数を抑えよ 人のいない所で騒げ 人のいる所で沈まれ、   生き方を真逆に、せよ、声を捨てよ、私は声を使いはじめる、と、人が集まってくる、わたしを、みて、写真を取る、いろいろな目で、わたしは囲まれて、取られる、ようになる、なった、事が、事で、事が、ことで、 屍 になってから しばらくのあさ に、はじめて、髪を切り刻んだ、   自分で初めて伸ばしたながいながい髪に、                   手を入れて粉々にした、  まえがみを、うしろがみを、よこがみを、いろいろな髪を、    そのあさの、手を、だれかにとめてほしかった、のか、   なんて、わからないよ、   けどまた、くさりかけの声で、ないでしまう、 わたしは     わたしの、わたしを、 せいたいを、 はじめて剥いだ、 ---------------------------- (ファイルの終わり)