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ひびきあう詩心―俳句とフランスの詩人たち

芳賀 徹

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レビュー:小池房枝
詩心は「しごころ」なのか「うたごころ」なのか「したごころ」ではないと思うのですが2002年の発行。フランス語になった俳句とハイクについてのエッセイ集です。フランス語がわからなくてもフランス語に訳された俳句やどどいつを含む俚謡の美しさ、面白さを垣間見ることが出来る本。クローデル以外にも「夜」と「夜明け」の詩人フィリップ・ジャコッテ、ブルゴーニュの蕪村 ルイ・カラフェルト、第一回正岡子規国際俳句賞受賞のイブ・ボヌフォア等の作品が紹介されています。「五七五の音節の数などは二の次である。無視してよい。なによりもその言語に可能な最小限の一行ないし三、四行の短詩の枠を自ら設けることによって、かえって強烈に直接に」そこに生まれてくるものは何か。作者氏の俳句及びハイクに対する「内部からのまなざし」或いは「内部へのまなざし」も興味深いものでした。
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