

刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚
マルジャン・サトラピ
価格:¥2,415(税込)
レビュー:沼谷香澄
既に『ペルセポリス』2巻が邦訳されているマルジャン・サトラピの邦訳第二弾。
ちなみにこれはハードカバーのマンガです。
マンガとしての特徴についてちょっと書いてみましょう。
枠線がない。これ、マンガ先進国の日本でもまだ見ない形ですね。エッセイマンガにも多いかどうか。
筆書き、モノクロ、色は完全な白黒(つまりトーンなし、まっしろかベタのみ)。もしかしたらホワイトも使ってないかも。それで髪の色の変化もそれなりに表せているところ、すごいなと私なんぞは思います。
で、内容ですが。
イラン女性の本音が実に実に実に実にじつーーーーーーーーに赤裸々に描かれています。
刺激が強すぎるので(絵ではなくエピソードが)、独身男性は読まない方がいいかと思います、っていうか、女性に対する幻想がこなごなに打ち砕かれることを100%保証します。カッコわらい。
まぁ地球を四分の一周したガチガチのイスラム国の話ですから、なにせ刺繍ってタイトルの意味は実は以下略